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更新日:2018.11.12 / 掲載日:2015.11.26
【メルセデス・ベンツ】Aクラスがマイナーチェンジ2015【価格・装備】
![Aクラス01](https://img.goo-net.com/goo/magazine/contents/5768/d5f104fc8ee5f97b4494f9ca22107f2d.jpg?20210914201529)
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
メルセデス・ベンツのスポーツコンパクトモデル「Aクラス」がマイナーチェンジを受け、11月26日に発売された。エンジンやサスペンションに改良を施し、エクステリアのデザインを変更、装備の充実化を図っている。搭載されるエンジンは1.6L 直4 DOHC直噴ターボと2.0L 直4 DOHC直噴ターボの2種類で、トランスミッションは全車7速DCT。右ハンドル仕様のみ。価格帯は、296万円(A 180 Style(受注生産)/1.6Lエンジン/FF)~713万円(メルセデスAMG A 45 4マチック/2.0Lエンジン/4WD)。
エクステリアには、最新のメルセデスデザインを採用。フロントマスクは、ダイヤモンドグリル、大型のエアインテーク、AMGデザインのバンパーで精悍な印象が強められた。リアにはエグゾーストエンドと一体化した新設計のバンパーを架装し、新デザインのLEDコンビネーションランプを装備。走行状況や天候に合わせて配光モードを自動で切り替える「LEDパフォーマンスヘッドライト」、8インチに大型化されたワイドディスプレイを全モデルに標準で搭載する。
エンジンおよびサスペンションは、2.0L直4エンジンを搭載する2モデルで改良が施された。「A 250 スポーツ 4マチック」は、2.0L 直4 BlueDIRECTターボエンジンの最高出力が7ps高められ218psとなり、サスペンションには電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムを搭載。加速度センサーでボディの動きを測定したうえで、舵角や操舵速度、ヨーレートなどを計算し、各ダンパーのバルブを電子制御で連続的に開閉してオイル流量を変えることで減衰特性を調整。「C(Comfort)」と「S(Sport)」の2種類のモードで、走行状況に応じた特性に調整できる。
「メルセデスAMG A 45 4マチック」に搭載される2.0L 直4 直噴ターボエンジンは、量産直4エンジンとしては世界一のパワーを誇った従来エンジンをさらにブラッシュアップし、21psアップの381psに最高出力を向上。また、マフラー内のフラップを開閉することでエグゾーストノートを切り替える「AMGパフォーマンスエグゾーストシステム」を標準装備しており、「Comfort」と「Sports」の2モードではフラップを閉じて落ち着いたサウンドに、「Sports+」と「Individual」の2モード選択時はフラップを開いてエモーショナルなサウンドになる。サスペンションは、「C」と「S」の2モードで走行状況に応じて減衰特性を調整できる「AMG ライド コントロール スポーツサスペンション」を標準で装備。オプションとして設定されている「AMGアドバンスト パッケージ」にはトラクションをいっそう効率的に路面に伝える「AMGフロントアクスル ディファレンシャルロック」を新たに追加しており、サーキット走行など過酷な走行環境下でもスポーティで安定感のあるハンドリングを実現した。
エンジン、トランスミッション、ステアリングなどの特性を統合制御する「ダイナミックセレクト」を搭載。ドライバーが各項目を個別に設定できる「Individual」を含めた4モードが用意されており、走行環境に応じた最適なモードに切り替えられる。メルセデスAMG A 45 4マチックには、「RACE」モードが追加された「AMGダイナミックセレクト」が備わる。
安全面では、衝突回避・被害軽減ブレーキ「CPA+(緊急ブレーキ機能)」や長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を検知して注意喚起する「アテンションアシスト」を全車に標準で搭載。全車速追従機能付きACC「ディストロニックプラス」やドアミラーの死角となる後側方をモニターして危険がある場合に警告する「ブラインドスポットアシスト」などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」、駐車時のステアリング操作をサポートする「アクティブ パーキングアシスト」も設定している。
新しいAクラスは、すべてにおいて質感が上がった印象。
ダイナミックな存在感を際立たせるAMG A 45 4マチック。
高級感とスポーティさが共存するAMG A 45 4マチックのインテリア。
テクノポップユニット「Perfume」とコラボレーションしたプロモーションを展開。3DアニメーションのキャンペーンCMも放映される。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長も、さらにレベルアップした人気モデルに大きな自信を示した。