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更新日:2018.10.23 / 掲載日:2015.11.26
レクサス、「GS」をマイナーチェンジ
マイナーチェンジをした「GS」シリーズ
トヨタの高級車ブランド・レクサスは11月25日、ラージクラスセダン「GS」をマイナーチェンジ。今回のマイナーチェンジは、外観デザインの大幅なリニューアル、新開発エンジンへの切り替え、ボディ剛性の強化、サスペンションセッティングの変更、予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」の採用などの変更が行われた。
フロントフェースは、デイライト機能を持つ独立したL字形状のLEDクリアランスランプを採用。レクサスの特徴であるスピンドルグリルを上下で一体化した。バンパーの両サイドの開口部もスピンドルグリルと連動して末広がりのラインを持つデザインに変更。開口スペースの広さによる冷却効果などの機能性に合わせて低重心なスポーティさを表現した。リアコンビネーションランプは、ユニット内にメタリック調の加飾を設定。
GS450hのインテリア
内装色を追加した「GS450h」
走行性能を制御する「ドライブモードセレクト」は、GS450h全車とそれ以外のグレードの“version L”と“F SPORT”に「CUSTOMIZEモード」を追加。パワートレーン、シャシー、空調などの各状態を自由に選択して組み合わせができるようになった。GS350(2WD車)のフロント側にパフォーマンスダンパーを設定。よりシャープなハンドリング特性と、乗り心地や静粛性を両立させた。
インテリアは、オーナメントパネルに新開発した「レーザーカット本杢」、「名栗(なぐり)調仕上げ本アルミ」を設定。内装色には新色の「リッチクリーム」、「シャトー」などを追加して6色のラインナップとした。
GS350
GS350は搭載する3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンを変更
GS350に搭載する3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンを従来の「2GR-FSE」から新開発となる「2GR-FKS」に変更。スペックは、最高出力の発生回転数が200rpm高い6600rpmになった以外に大きな変更はないが、直噴機構のD-4Sとアトキンソンサイクルなどの採用により、JC08モード燃費は9.8km/lから10.8km/lに向上した。
ボディは、レーザースクリューウェルディングや構造用接着剤を採用。スポット溶接の打点追加などを行ってボディ剛性を高めた。ステアリング系パーツでも剛性を強化して、サスペンションでもチューニングの最適化を実施。ステアリングのフィーリングにダイレクト感を与えて、乗り心地の快適さと両立させた。
GS300h
GS350hのエクステリア
そのほか、歩行者検知機能付きの衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱の可能性をドライバーに知らせる「レーンキーピングアシスト」、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートマチックハイビーム」、先行車との車間距離を一定内に保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」などをセットにした予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を標準装備とした。
メーカー希望小売価格はGS450hが742万8000円(税込)~846万3000円(税込)、GS350が643万円(税込)~764万8000円(税込)、GS300hが615万3000円(税込)~716万円(税込)、GS250が551万7000円(税込)~652万4000円(税込)