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更新日:2025.12.14 / 掲載日:2025.12.14
モータージャーナリスト内田俊一のクルマの選び方「長距離移動が多いからこそ譲れない条件」とは

文/内田俊一 写真/マツダ
高価な買い物なだからこそクルマ選びは悩ましくて、人の意見を聞きたくなったりしますよね。そこで今回は、毎日のようにクルマに接しているクルマのプロはどんな条件でどんなクルマを選ぶのかを聞き込み、自動車メディアの業界人に「クルマ選び3つの条件」と「実際に欲しいクルマ」をチョイスしてもらいました。皆さんのクルマ選びの参考になれば幸いです!
今回は、自動車ジャーナリスト 内田俊一さんのクルマの選び方を聞きました。
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これだけは譲れない! ワタシのクルマ選びの3条件
自動車関連のマーケターとして活躍後、自動車ジャーナリストの道に進んだ内田さん。作り手・ユーザー双方の気持ちに立ったインタビュー記事などが好評です。プライベートではフランス車を愛するカーマニアとしての側面もある内田さんに、愛車選びの条件を聞いてみました!
内田俊一さんてどんなひと?📝
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も行いあらゆるシーンでの試乗記を執筆。クラシックカーの分野も得意。
🚗愛車遍歴🚗
ルノー 5GTL→ルノー 5TS→ルノー 21ターボ→ルノー 25V6→シトロエン BX TRS→ルノー 21ターボクワドラ→ルノー 19 16V→ルノー 25バカラ。これらと一緒にトヨタ マークIIバン、トヨタ プログレ、シトロエン C4、メルセデスベンツ CLKを併有。
条件① シートの快適性

クルマに乗り続ける上で体が最も触れている部分はシートだ。そのシートに座り、長距離を快適に移動できること。それこそが最も重視するポイントだ。掛け心地だけではなく、ホールド性や座った時の体圧の分散などで疲れ方が全く違ってくる。3時間くらいずっと同じ姿勢で座り続けることができればベストだ。
条件② 直進安定性

長距離を移動する際、直進安定性が悪いと疲労が蓄積する。その理由は無意識に修正舵を当てているので、肩などに力が入ってしまうためだ。直線路であれば矢のように直進すること。近年ではLKA(レーンキープアシスト)なども発達してきているが、ベースがしっかりしていないと車線内でフラフラしかねないので、この基本性能は重視している。
条件③ エクステリアデザイン

街に溶け込むこと、周囲に威圧感を与えないことが最も重要。最近のフロントの”怒り顔”は世情を反映しているとはいえ、あまりにも醜く感じる。いくら乗ってしまったら自分から見えないとはいえ、そんなセンスの人とは思われたくない。
ワタシが選んだのは……「マツダ EZ-6 PHEV」

MAZDA6の最終モデルで横浜から広島まで往復した際、ノンストップで走りきるという体験をした。初期とは見違えるくらいの完成度だったのだ。そこからさらに高みを目指したのがEZ-6だとしたら、間違いなく素晴らしいロングクルーザーになっていることだろう。ただしBEVの充電時間から、PHEVを選択したい。
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