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更新日:2018.10.18 / 掲載日:2015.10.02
【日産】「GTアカデミー by 日産×プレイステーション2015」全日程終了

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
2015年4月から約4か月にわたって開催された「GTアカデミー by 日産×プレイステーション2015」の全日程が終了し、プロのレーシングドライバーとしてデビューする選手が決定した。10月2日より、専用サイトで日本人選手たちのチャレンジの様子を公開している。
GTアカデミーは、世界的に人気のゲームソフト『グランツーリスモ』のトッププレイヤーにプロのレーシングドライバーになるチャンスを提供するコンテストとして、ソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパ、ポリフォニー・デジタル、欧州日産自動車のコラボレーションで2008年にスタート。日本初開催となった2015年は、日産自動車とソニー・コンピュータエンタテインメント、ポリフォニー・デジタルの3社が共同で開催した。
GT アカデミー2015は、ヨーロッパ、北米、南米、アジアから24の参加国が選出され、日本からは参加国中もっとも多い6万人以上がエントリーした。4月21日より順次開催された予選では、プレイステーション3専用ソフトウエア『グランツーリスモ6』で上位の記録を残した20名がジャパンファイナルに進出。7月11日、12日の2日間、神奈川県横須賀市の日産GRANDRIVEでの実車を用いた適性テストと体力テスト、メディアテスト、東京・六本木のニコファーレでの『グランツーリスモ6』を用いた最終スキルテストを経て、6名の日本代表が決定した。
日本代表の6名は、8月14日から21日にイギリスのシルバーストーンで実施された「GTアカデミー2015 アジア大会」のレースキャンプに参加した。日本のほかインド、インドネシア、タイ、フィリピンのアジア各国から集まった計30名の代表が、さまざまな競技やテストにチャレンジし、レーシングドライバーとしての適性を徹底的に精査された。各国大会から1名ずつ選出された5名の選手によるファイナルレースでは、フィリピン代表のホセ・ゲラルド・ポリコピオ選手が優勝を果たし、プロレーサーへの切符を手にした。ポリコピオ選手はさまざまな訓練を経て、2016年1月に開催される「ドバイ24時間レース」でプロのレーシングドライバーとしてデビューする。
日本初開催となったGTアカデミー2015で日本人プロレーサーの誕生には至らなかったが、チャレンジの全貌をまとめた専用サイトをオープン。6万人以上がエントリーした4月のオンライン予選から、7月の国内最終予選、8月のアジア大会までの詳細およびダイジェストムービーを公開している。