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更新日:2025.12.07 / 掲載日:2025.12.07
モータージャーナリスト工藤貴宏のクルマの選び方「正直に言えばやっぱり見た目!?」

文/工藤貴宏 写真/マツダ
高価な買い物なだからこそクルマ選びは悩ましくて、人の意見を聞きたくなったりしますよね。そこで今回は、毎日のようにクルマに接しているクルマのプロはどんな条件でどんなクルマを選ぶのかを聞き込み、自動車メディアの業界人に「クルマ選び3つの条件」と「実際に欲しいクルマ」をチョイスしてもらいました。皆さんのクルマ選びの参考になれば幸いです!
今回は、自動車ライター 工藤貴宏さんのクルマの選び方を聞きました。
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人気自動車ライターとして自動車媒体からYouTubeまでマルチに活躍する工藤さん。ファミリーカーからスポーツカーまで、クルマへの愛情たっぷりの語り口には数多くのファンが。そんな工藤さんに愛車選びの条件を聞いてみました!
工藤貴宏さんてどんなひと?📝
気が付けばクルマに興味を持ち、小学校に入る頃には道を走る乗用車の名前をほとんど言えた生粋のクルマ好き。大学時代に成り行きで自動車雑誌編集部でバイト。ズルズルと自動車メディアの世界に引き込まれ、そのまま編集部へ就職。人生を踏み間違える。その後編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターへ。単なるクルマ好きという魂は今も変わらず。
🚗愛車遍歴🚗
大学時代に初めての愛車として「S13型シルビア」を中古で購入。もちろんターボ+MT。夜な夜な夜の峠道へドライブに。その後就職して新車で「S15 型シルビア」へアップデート。結婚して実用的なクルマを求めて「CM2型アコードワゴン」を増車。その後アコードワゴンはスライドドアを求めて最終型「プレマシー」を経て、2代目「CX-5」、そして現在は「CX-60」へ。3年ほど前に妻の「小さいスライドドア車」という要望に応えて「ソリオ」も購入。いっぽうスポーツカーラインはS15シルビアの後に986型中期の「ボクスターS]を購入、「ルーテシアR.S.」、「S660」を経て現在は「ロードスター」で走りを楽しむ。
条件① 見た目の美しさ

ルッキズムだなんて怒られるかもしれないけれど、男も女も美しいものに惹かれるのは本能だから仕方ないでしょ。美しいものが嫌いな人なんてこの世にいるんでしょうかね。「美しいからこのクルマが欲しい」という気持ちは理屈じゃなくて本能なんです。本能に理由付けや説明なんて不要。現場からは以上です。
条件② 楽しいハンドリング

どうせクルマを運転するのなら、楽しくないよりも楽しいクルマのほうがいいでしょ? ゆっくりと交差点を普通に曲がるだけで楽しいクルマ……なんてのが理想です。自身の愛車選びでどのくらいハンドリングの楽しさを重視しているかというと、ミニバン選びでもハンドリングを語れる「プレマシー」を選んだくらいですからね。
条件③ 色気のあるインテリア

ここではっきりさせておきましょう。愛車に接する時間は、スタイリングを見るよりもインテリアを見ているほうが長いんです。となればインテリアには色気があったほうがいい。「そんなの贅沢だ!」という人もいるかもしれないけれど、車選びが贅沢で何が悪い(笑)
ワタシが選んだのは:マツダ ICONIC SP

リトラクタブルヘッドライトにガルウイングドア、全体のプロポーションも美しい。そんなマツダのICONIC SPは見た瞬間に一目ぼれです。問題は、市販車ではなくコンセプトカーなので購入できないことでしょうか。市販化も視野に入れた作り込みですが、マツダの経営状況を考えると今は厳しそうですね(涙)
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