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更新日:2018.10.13 / 掲載日:2015.10.23
レクサス、クロスオーバーモデル「RX」をフルモデルチェンジ

フルモデルチェンジした「RX4450h」
トヨタの高級車ブランド・レクサスは10月22日、クロスオーバーモデル「RX」をフルモデルチェンジして発売した。今回のフルモデルチェンジで4代目となった新型RX。「RXでありながらRXを超える」というテーマを掲げ、ボディサイズの拡大や新パワートレーンの採用など、改良点は各方面に渡った。
ボディサイズは、全長4890mm、全幅1895mm、全高1710mm。ホイールベースは2790mm。先代モデルと比較すると全長が120mm拡大し、全幅が10mm拡大。全高は20mm高くなった。ホイールベースも50mm伸張した。エクステリアは、フロントフェースに、薄くシャープなアッパー部と分厚く堂々としたロア部を対比させたスピンドルグリルを採用。3眼フルLEDヘッドライトは、レクサスフェイスの象徴となるアローヘッド形状のLEDクリアランスランプを装備し、ウインカーを点灯させると18灯のLEDランプが車両内側から外側に流れるように光る仕組みになっている。

インストルメントパネルの水平軸を低い位置に配置
インテリアデザインは、他のレクサス車と同様に、インストルメントパネルの水平軸を低い位置に配置。フルカラーヘッドアップディスプレイのほか、地図などをフルスクリーンで表示する12.3インチワイドディスプレイを採用。室内を照らす「アンビエントイルミネーション」などを採用した。
エンジンルーム内の吸音材の厚みや面積を拡大して、エンジン音の低減を図ったほか、フロアに塗布型制振材に加え制振効果の高い吸音材を採用し、静粛性を向上させた。リアシートは、レッグスペースを拡大し、電動でリクライニングが可能なパワーシートやシートヒーター機能を装備して快適性を高めた。レクサスエンブレムに手をかざすとバックドアが開くタッチレスパワーバックドアをレクサス車としては初めて採用した。

リアシートは、レッグスペースを拡大した

グレードは見直しされて2グレード構成とした
グレード構成も見直しされて、ハイブリッドの「RX450h」のほか、ガソリンモデルに2.0リッター直列4気筒DOHC直噴ターボ「8AR-FTS」エンジンを搭載する「RX200t」を新たに設定し、2グレード構成とした。RX200tは、ツインスクロールターボチャージャーと吸排気のバルブ開閉タイミングを最適に制御するDual VVT-iWを組み合わせ、D-4Sのターボ用の直噴技術「D-4ST」を採用。幅広い回転域で350Nmの最大トルクを発生させ、アクセル操作に対するレスポンスの向上やすばやい加速を実現しているという。
安全装備は、進路上の車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、警報やブレーキ制御によって衝突回避を図る「プリクラッシュセーフティ」のほか、車線維持をサポートする「レーンキープアシスト」、ロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、追従走行する「レーダークルーズコントロール」などを採用。高度道路交通システム専用周波数による路車間・車車間通信を活用した安全運転支援システム「ITS Connect」、アクセルの踏み間違いなどによる衝突を緩和する「インテリジェントクリアソナー」、駐車時に左右後方から接近してくる車両との衝突を回避する「リヤクロストラフィックオートブレーキ」をレクサス車として初めて採用した。
メーカー希望小売価格は、ハイブリッドの「RX450h」が602万5000円(税込)~742万5000円(税込)、ガソリンターボ「RX200t」は、495万円(税込)~621万円(税込)