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更新日:2018.11.14 / 掲載日:2015.09.25
【ジャガー】「XF」、8年ぶりのフルモデルチェンジ
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ジャガーのミディアム・スポーツサルーン「XF」が8年ぶりのフルモデルチェンジを受け、9月25日より受注を開始した。ガソリンエンジン搭載車5モデルと、新開発のディーゼルエンジン搭載車2モデルの全7モデルがラインナップされる。右ハンドル仕様のみ。価格帯はガソリン車が598万円(Pure/2.0L 直4ターボエンジン)~1105万円(S/3.0L V6エンジン)、ディーゼル車が635万円(Pure)と693万円(Prestige)。
新型XFは、2015年3月にロンドンのカナリー・ワーフの埠頭でテムズ川を越える綱渡り走行の動画が公開され、2015年4月のニューヨーク国際オートショーでデビューを果たした。ボディの約75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック構造とすることで前後の重量配分も理想的な50:50として、快適な乗り心地と高いハンドリング性能を実現している。
ボディサイズは全長4965(先代比-10)×全幅1880(+5)×全高1455(-5)mm、ホイールベースは50mm延伸して2960mmとし、余裕のあるコンパートメントを確保した。後席のレッグルームは15mm、ニールームは24mm、ヘッドルームは27mm拡大された。
搭載するエンジンは、ガソリン仕様が2.0L 直4 直噴ターボ(最高出力240ps/5500rpm、最大トルク34.7kg-m/1750~4000rpm)と、3.0L V6(最高出力340ps/6500rpm、最大トルク45.9kgm/4500rpm)、もっともスポーティなモデル「S」用に最高出力を高められた3.0L V6(最高出力380ps/6500rpm、最大トルク45.9kgm/4500rpm)の3種類で、ディーゼル仕様は2.0L 直4ターボ(最高出力180ps/4000rpm、最大トルク43.9kg-m/1750~2500rpm)。トランスミッションは全車8速AT。
エクステリアには、ジャガーとしてはじめて「アダプティブル・フルLEDヘッドライト」を採用。
安全装備として、滑りやすい路面での低速走行時にブレーキとアクセルを自動で調節し、ステアリング操作のみで設定した一定速度(3.6km/hから30km/hまで)で走行できる「ASPC(All Surface Progress Control:オールサーフェイス・プログレスコントロール)」、衝突回避・被害軽減ブレーキ、ACCを標準装備。車線逸脱防止機能、駐車時のステアリング操作をアシストする「パークアシスト」はオプションとして用意する。
快適装備も充実。インフォテイメントには、新開発の「InControl Touch Pro(インコントロール・タッチ・プロ)」システムを搭載する。センターコンソールに配置された10.2インチのタッチスクリーンは、直感的なタッチで操作することができるほか、ホーム画面を自由にカスタマイズすることも可能。また、インストルメントパネルには、ナビゲーションディスプレイとしても活用できる12.3インチのTFTインストルメント・クラスターを新たに装備した。
フロントオーバーハングを短くして、クーペのようなダイナミックなプロポーションを強調しながら、フロントバンパーに開口部を設けて空力性能も向上させた。
先代モデルと比べ、全長は短くなったがホイールベースを延長し、室内空間を拡大している。
ボディの約75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック構造とすることで先代と比較して最大190kgの軽量化を図りながら、ねじり剛性は28%アップ。