車のニュース
更新日:2025.09.05 / 掲載日:2025.09.05
トヨタ 「TOKYO H2」に参画 クラウン提供で燃料電池タクシー普及拡大めざす

トヨタは9月3日、東京都が同日より発足させた“水素で世界をリードする東京”を目指す新たなプロジェクト「TOKYO H2」に参画すると発表した。

東京都が進める「TOKYO H2」は、タクシーやトラックなど、燃料電池商用モビリティをはじめとした「水素を使う」アクションを官民連携で加速させることを目的としたプロジェクト。参画する企業や組織は、水素をテーマとしたさまざまな取り組みを実施する。

同プロジェクトでは、燃料電池タクシーの普及拡大を皮切りとして、トヨタのクラウンが導入される予定。東京都が定めた燃料電池タクシーの導入目標(2030年度に約600台)の達成に向け、トヨタとしても、2025年度に200台の導入を目指し、サポートを行うとしている。
クラウンは、燃料電池自動車(FCEV)ならではの高い静粛性と、快適装備の備わったゆとりある後席が特徴。今回のプロジェクトに相応しい快適でプレミアムな移動体験ができる。

また、プロジェクトの開始日に合わせ、トヨタが2015年に設立した、FCEVや水素についての情報発信施設「TOYOTA MIRAI ショールーム」(東京都港区)を「TOKYO H2 HUB」としてリニューアルオープン。水素社会の実現に向けて取り組む企業・組織の交流拠点として、プロジェクトの推進や水素エネルギーの普及に向け、貢献していく。
トヨタは、「水素の社会実装を進める東京都の思いに共感し、クラウンの導入を通じ、多くの方に水素社会を身近に感じていただきたいと考えています。加えて、まとまった水素需要の創出により、サプライチェーンの好循環を作り、仲間を増やしながら、東京都や水素エネルギーを扱う企業や組織とともに、“水素で社会をリードする東京”の実現に向けて尽力します」とコメントしている。
「TOKYO H2 HUB」公式サイト:
https://tokyoh2.jp/hub/index.html
トヨタ 公式HP:
https://toyota.jp/
【あわせて読みたい】