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更新日:2018.11.02 / 掲載日:2015.06.17
【BMW】「BMW i8」のパワーユニットがエンジンオブザイヤー2015大賞に

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
BMWグループのエンジンが「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー 2015」で、4つの大賞を受賞した。「BMW i8」のパワーユニットが総合部門と新エンジン部門の二冠に輝いたほか、BMW i8のBMWツインパワー・ターボ3気筒ガソリンエンジンが1.4-1.8L部門で、「M3」および「M4」に搭載されるMツインパワー・ターボ直6ガソリンエンジンが2.5-3.0L部門で、それぞれクラス最優秀エンジンに選出された。
インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーは、イギリスの専門誌「Engine Technology Intemational magazine」を発行するUKIPメディア&イベント社が主催するアワードで、今年で17回目を迎える。毎年5月の時点で1か国以上で販売されている乗用車のエンジンを対象に性能を評価。今年は世界31か国の65人のモータージャーナリストが審査員となり、排気量別の8クラス、グリーン・エンジン・オブ・ザ・イヤー、ベスト・ニュー・エンジン、ベスト・パフォーマンス・エンジンの各部門とインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを選出した。
BMW i8のパワーユニットは、1.5L 直3 DOHCツインターボエンジンと電気モーター、家庭用電源からも充電可能なリチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッド。最高出力231psのエンジンで後輪を駆動し、出力131psのモーターが前輪を駆動する。電気のみによる走行時の最高速度は120km/h、最大航続距離は37km(EUテスト・サイクル)。エンジンとモーターの併用で4WDモードを実現した。0~100km/h加速は4.4秒。プラグインハイブリッド車に適用されるEUテスト・サイクルの複合燃費は2.1L/100km(約47.1km/L)、CO2排出量は49g/kmとなっている。
2.5-3L部門を制した3.0L 直6 DOHCターボエンジンは、最高出力431ps/7300rpmのパワーを誇り、1850~5500rpmの幅広い回転域で最大トルク56.1kg-mを発生させる。
1999年にインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーがはじめて開催されてから今日までに、BMWグループのブランドのモデル用に開発されたエンジンは、クラス別および総合のカテゴリーで66の大賞を受賞している。
インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの総合部門では、2012年から2014年まで3年連続でフォードの「1.0エコブースト」が大賞を受賞していた。今回のi8は、4年ぶりの新しい大賞受賞エンジンとなる。
インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー 2015の発表および授賞式は、ドイツのシュトゥットガルトで開催中の「Engine Expo」で行われた。