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更新日:2025.01.30 / 掲載日:2025.01.30
EVトラックのバッテリーを再利用!脱炭素めざす実証実験スタート 三菱ふそう
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は1月28日、同社が提供する小型EVトラック「eCanter」の使用済みバッテリーを蓄電システムに再利用(リユース)する「バッテリーセカンドライフ」の実証実験を、2025年2月より実施すると発表した。

同実証実験は、次世代型蓄電池の開発を行う「CONNEXX SYSTEMS(本社:京都府精華町)」と共同で実施。「eCanter」従来型モデルの使用済みバッテリーを車両から取り外し、CONNEXX SYSTEMSが開発するEV用充電器一体型の蓄電システム「EnePOND EV Charger(仮称)」の電源として再利用するというもの。

2025年2月より、京都府向日市市役所に「EnePOND EV Charger」を設置し、市のEV公用車の充電に使用。また、2025年中盤を目途に、同社の川崎製作所内でもEVトラック等の充電に用いる計画が立てられている。
同社は、同実証実験で「EnePOND EV Charger」の実用性を検証し、使用済みの「eCanter」バッテリー再利用の用途確立と、2026年を目標とする実用化への検討を進めていくとしている。

なお、MFTBCとCONNEXX SYSTEMSは、2025年2月4日(火)~2月5日(水)に向日市で開催される国内外の脱炭素技術をテーマにしたイベント「ZET-summit 2025」において、同実証実験について説明する。
三菱ふそうトラック・バス 公式HP:
https://www.mitsubishi-fuso.com/ja/
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