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更新日:2018.10.18 / 掲載日:2015.03.03
【日産】コンパクトハッチバックのコンセプトカー「スウェイ」を世界初公開

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
日産は、スイスで開催されている「ジュネーブモーターショー2015」で、3月3日にコンパクトハッチバックのコンセプトモデル「スウェイ」を世界初公開した。
スウェイは、「キャシュカイ」や「ジューク」で培った斬新な発想をコンパクトハッチバックとしてはじめて採用したコンセプトカー。日産はスウェイを発表することで、ヨーロッパのハッチバック市場に向けて新たな方向性を示した。
スウェイのボディサイズは全長4010×全幅1780×全高1385mmで、ホイールベースは2570mm。エクステリアには、最新の日産デザインの特徴的な要素を盛り込んでいる。「Vモーション」モチーフを施したグリル、フローティングルーフ、ブーメラン型の切れ上がったヘッドランプとリアランプを採用。パノラマグラスルーフが解放感を与えると同時にルーフ中央にX型の構造を取り入れることで剛性を高め、ドアは乗降性の高い観音開き仕様とした。
「グライディングウィング」形状の洗練を極めたシンプルなダッシュボードでインテリアを特徴づけた。2013年の東京モーターショーで初公開したコンセプトカー「IDx」に採用されたデザインをベースに進化させたもので、アルミ構造材の一部としてデザインしたドアノブ、アルミ製のステアリングホイールなどを採用。運転席側からも助手席側からも見やすく操作しやすいよう、ダッシュボードの中央に台形の大型タブレットを取り付けて多くの機能を集約させることで、シンプルなインテリアを実現している。
シートは、アルミニウムとスウェード調生地を組み合わせることで軽量化を図った。縫製には高級ハンドバッグなどに用いられる手法を用いながら、アクセントにパールのような光沢感のある素材を配し、プレミアム感を出している。
日産の専務執行役員でありチーフ・クリエイティブオフィサーでもある中村史郎氏は、「挑戦を続けていくことは日産の文化。この新しいコンセプトカーは、日産のコンパクトハッチバックの新しい提案だ。我々はスウェイを通じてキャシュカイやジュークのように斬新で個性的かつ魅力的な提案をし、日産の“挑戦する文化”を継承していく」と述べた。
明るく開放的な室内。ダッシュボードに付けられたタブレットによってさまざまな操作が可能となっている。
シートは、スペース効率と軽量化、さらに快適性というどれも重要な要素をバランス良くまとめあげている。