【フォルクスワーゲン】「ポロ R WRC」でWRC開幕2連勝を飾る

　フォルクスワーゲンが市販車のポロをベースとした3台の「ポロ R　WRC」で参戦している最高峰ラリー「FIA 世界ラリー選手権（World Rally Championship／通称：WRC）」で開幕2連勝を飾った。

　1月22日から25日にかけて開催された開幕戦「ラリー・モンテカルロ」では、1位から3位まで表彰台を独占。ラリー・モンテカルロのトップ3を独占したマニュファクチャラーは、1973年にWRCがスタートして以来、フォルクスワーゲンで5社目となった。ラリー・モンテカルロは15のSS（Special Stage／競技区間）で行われ、SSの距離は355.48km、総走行距離1403.08km。

　2月12日から15日に行われた「ラリー・スウェーデン」では、フォルクスワーゲンが1位と3位に入賞を果たした。ラリー・スウェーデンはWRC全13戦のなかで唯一のスノーラリー。各チームとも、スタッドを打ち込んだ専用のタイヤを装着して参戦し、21のSSでタイムアタックを繰り広げた。SS距離は308km、総走行距離は1441.57km。

　フォルクスワーゲン・モータースポーツは、初戦と第2戦で好成績を収めたことでマニュファクチャラーズ選手権ランキングのトップを守り、シーズン3連覇に向けて好スタートを切った。

　次戦は、3月5日から8日に行われる第3戦「ラリー・メキシコ」となる。