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更新日:2018.10.21 / 掲載日:2015.02.17
【スバル】水平対向エンジン、生産累計1500万台

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
スバルの代名詞とも言える水平対向エンジンが、累計生産台数1500万台を達成した。1966年にアルミニウム製の水冷水平対向4気筒エンジンを開発し、同年5月に小型乗用車「スバル1000」に搭載。以来、49年目での記録樹立となった。
ピストンを左右に向き合うように配置する水平対向エンジンは、対向するピストンが相互に慣性力を打ち消しあう構造で、振動が小さく回転バランスに優れているのが特徴。また、エンジンの全高が低いため車体の低重心化にも貢献しており、安定した走行性能とステアリングフィールにつながっている。
水平対向エンジンと併せて多くのスバルのモデルに採用されている「シンメトリカルAWD(All Wheel Drive/4輪駆動)」の生産台数も、累計1400万台を達成した。はじめて市販車に搭載されたのは、1972年9月に発売された「レオーネ 4WD エステートバン」で、約42年での達成となる。
シンメトリカルAWDは、縦置きにした水平対向エンジンを核に左右対称のパワートレインを形成。重量バランスが向上し、安定した高速走行性能と俊敏なコーナリング性能を発揮する。
水平対向エンジンと併せて、シンメトリカルAWDが初めて搭載された「レオーネ 4WD エステートバン」。
向かい合うピストンが互いに慣性力を消しあう水平対向エンジンは、振動が小さく回転バランスに優れている。
水平対向エンジンの生産が1500万台、シンメトリカルAWDの生産が1400万台を達成した。