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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2015.01.13
【ポルシェ】「911タルガ4 GTS」と「カイエン ターボS」発表

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ポルシェは、「2015年北米国際自動車(正式名称:North American International Auto Show/通称:デトロイト・モーターショー)」(1月12日~25日)で「911タルガ4 GTS」と「カイエン ターボS」の2モデルをワールド・プレミアとして公開した。いずれのモデルも、日本への導入時期や価格は未定。
●911タルガ4 GTS
911タルガ4 GTSは911タルガの50周年を記念して開発されたモデルで、シリーズとしてはじめての「GTS」グレードとなる。最高出力430psのGTSエンジンを搭載し、「スポーツクロノパッケージ」、「PASM(Porsche Active Suspension Management System:ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント・システム)シャーシ」、「スポーツエグゾーストシステム」を標準で備える。装備が大幅に拡張されているにもかかわらずパワーウェイトレシオは3.6kg/psと「S」モデルの3.9kg/psから0.3kg/ps改善されており、PDK仕様車の最高速度は300km/h、0-100km/h加速は4.3秒を記録する。
エクステリアは、RRモデルの911カレラにくらべてリアホイールアーチが片側22mmずつワイドになり、リアタイヤも左右それぞれ10mmサイズアップ。そのほかシルキーグロスブラックのセンターロック式20インチホイール、スポーツデザインフロントエンド、ブラック塗装を施したエアインテークグリル&ドア&リアエンド、「GTS」ロゴ入りロールオーバープロテクションバーなどが、GTS専用装備として用意される。
インテリアでは、メーターパネル中央にスポーツクロノパッケージのストップウォッチを配置。フロントシートにはサイドサポートを高めた「4-way調節式スポーツシート・プラス」を採用、ヘッドレストに「GTS」のロゴをあしらっている。ステアリングホイールおよびシートのブラック アルカンターラには、ブラックのブラッシュアルミニウムによるトリムアクセントも施されている。
●カイエン ターボ S
新型カイエン ターボSは、改良を施した4.8L V8 DOHCツインターボエンジンを搭載。先代モデルに比べて最高出力は20psアップの570ps、最大トルクは5kg-mアップの81.6kg-mとなった。
足周りには、フロント420mm、リア370mmの大型ディスクを備えた「PCCB(Porsche Ceramic Composite Brake:ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)」を採用。フロントには、カイエン ターボSとしてはじめて10ピストンキャリパーも備えている。また、路面の状況や走行状態に応じてロール抑制を行う「PDCC(Porsche Dynamic Chassis Control System:ポルシェ・ダイナミクス・シャーシ・コントロール・システム)」、左右後輪に個別に最適なトルクを配分しコーナリング時の安定性と操縦性を高める「PTVプラス(Porsche Torque Vectoring Plus:ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス)」などを搭載することで、卓越したドライビングダイナミクスを実現。
内外装にも、フラッグシップらしいデザインが採用されている。エクステリアにはエッジをブラックに塗装した911ターボデザインの21インチホイール、「PDLSプラス(Porsche Dynamic Light System Plus:ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム・プラス)」を組み込んだLEDヘッドライトを採用。フロント・エアインテークサラウンドやドアミラー下部はハイグロスブラック塗装が施され、ルーフスポイラーとホイールアーチモールディングはボディカラーと同色で塗装される。フルレザー仕様のインテリアは、カイエン ターボSでデビューするブラック/クリームのカラーコンビネーション。全席のヘッドレストに「PORSCHE」ロゴのエンボス加工が施され、随所にカーボンアクセントが採り入れられている。
911タルガ4 GTSのインパネ。インテリアのメイン素材のアルカンターラは、重量がレザーの約半分。
カイエン ターボ Sの最高速度は284km/h。0-100km/h加速は先代を0.4秒上回る4.1秒を記録する。
カイエン ターボ Sのインテリアはフルレザー仕様で、ブラック/クリームのカラーコンビネーション。