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更新日:2018.10.10 / 掲載日:2014.12.01
【トヨタ】ハイブリッド車で参戦した「WEC2014」で年間タイトルを獲得

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
トヨタのレーシングチーム「トヨタ・レーシング」がFIA世界耐久選手権の年間タイトルを獲得した。「THS-R(Toyota Hybrid System Racing:トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング)」を搭載したマシン「TS040 HYBRID」で参戦した2014年の「WEC(World Endurance Championship:世界耐久選手権)」全8レースで5度の優勝を飾り、マニュファクチャラーズ・チャンピオンに輝いた。トヨタとしては、1999年に「WRC(World Rally Championship:世界ラリー選手権)」でマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得して以来、15年ぶりの世界選手権制覇となる。
トヨタは、2007年よりハイブリッド・システムを採用したマシンでモータースポーツに参戦していきた。2007年7月に北海道の十勝スピードウェイで開催された「十勝24時間レース」でハイブリッド・システムを搭載したスープラが優勝。以来、ハイブリッド・システムの地道な開発を続け、大幅な軽量化と自然吸気エンジンとモーターの組み合わせで1000psを超える最高出力を実現。
今年のTS040 HYBRIDは4WDにもかかわらず2013年モデルとくらべて25%もの燃費削減を可能にした。燃費効率を重視した2014年WECの新しい技術規則にしたがって、8レース中5勝、ポールポジション4回、全戦で3位以内入賞を果たし、最速ラップも4度記録。なお、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・プエミが駆った、カーナンバー8のTS040 HYBRIDは、ドライバーズ・チャンピオンも獲得している。