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更新日:2018.11.03 / 掲載日:2014.11.25
【アウディ】プラグインハイブリッド「A7 スポーツバック h-tron クアトロ」が公開

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
11月19日にロサンゼルス オートショー2014の会場でアウディ「A7 スポーツバック h-tron クアトロ」のコンセプトモデルが公開され、各国から集まったモータージャーナリストを対象に一般公道試乗会が行われた。A7 スポーツバック h-tron クアトロは、フューエルセル(燃料電池)によるモータードライブにバッテリーとリアモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル。総合出力は170kw(176.8ps)で、0-100km/h加速7.9秒、最高速度180km/hの性能を誇る。
搭載される「e-quattro」システムは、前後アスクルのトルク配分を電力供給の制御によって行う。フューエルセルモードでは水素1kgで約100kmを走行可能で、ガソリンエンジン車に換算すると27.02km/Lに相当する低燃費を実現。燃料タンクの容量を考慮すると、最大航続可能距離は500km以上になる。さらに、エネルギー回生またはプラグインによって充電される8.8kw/hのバッテリーにより、最大50kmまで航続距離を伸ばすことができる。燃料の再充填にかかる時間は最大でも3分以下。
アウディの技術開発担当取締役であるProf.Dr.ウルリッヒ・ハッケンベルクは「A7 スポーツバック h-tron クアトロは、スポーティな走りと低燃費を両立させた紛れもない“アウディ”。e-quattroシステムにより、2つのモーターで4輪すべてを駆動させる。今回発表したh-tronのコンセプトカーをご覧いただけば、われわれがすでにフューエルセル技術を完成させているとおわかりいただけるだろう。マーケットの受け入れ体制とインフラの整備が整えば、すぐにでも市販モデルを発売できる状態にある」とコメントした。