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更新日:2018.11.21 / 掲載日:2014.10.23
【スバル】アイサイト搭載3モデルがJNCAPで最高評価(ASV+)受賞

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
スバル独自の運転支援システム「アイサイト」を搭載する3車種が、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が実施しているJNCAP(Japan New Car Assessment Program)予防安全性能アセスメントで最高評価の「ASV+(Advanced Safety Vehicle +/先進安全車プラス)」に選定された。対象となった3車種は、レヴォーグ、フォレスター、スバルXVハイブリッド。
JNCAPは、安全な自動車の普及を促進する目的で平成7年度より公表されている自動車安全情報だ。クルマの安全性能に対するニーズは年々高まっており、自動ブレーキなど事故を未然に防止するための「予防安全技術」を搭載したクルマが急速に普及している。そのような世情に合わせて今年度から新たに実施される予防安全性能アセスメントでは、「AEBS(Autonomous Emergency Braking System/衝突被害軽減制動制御装置)[対車両]」および「LDWS(Lane Departure Warning System/車線逸脱警報装置)」のふたつの装置について試験を行う。
AEBS試験は、試験車を10~60km/hでターゲット(模擬車両)に後方から接近させ、予防安全ブレーキの作動を確認する。ターゲットの状況は、止まった状態と20km/hで走行中の2パターンで、衝突を回避した場合、あるいは、衝突した場合は衝突前にどの程度速度が低下していたかに応じて得点を付与する。LDWS試験では、試験車を60km/hまたは70km/hで走行させ、路面の白線からはみ出したときに警報を発するかどうかを確認する。低い速度で警報を発したほうが高い得点が与えられる。
評価は40点満点で、日本の事故の実態を踏まえ、死亡・重傷事故を減少させる効果の大きさに応じて配点。その合計が2点以上の場合には「ASV(先進安全車)」として、さらに12 点以上の場合は「ASV+(先進安全車プラス)」として選定される。なお、今年度の試験では、レヴォーグ40点、フォレスター39.9点、スバルXVハイブリッド39.3点という高得点でASV+として選定された。