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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2014.09.29
【ダイハツ】新型軽自動車の新技術概要を発表2014

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ダイハツが、2014年11月に発表予定の新型軽乗用車の技術概要を発表した。開発中の新型乗用車は、2013年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出展された「DECA DECA(デカデカ)」がベース。
新型軽乗用車には、パッケージアレンジに工夫をこらし2014年9月現在で軽自動車最大の室内空間を確保した「ウルトラスペース」や、圧倒的な荷室の使い勝手のよさを誇る「ミラクルラゲージ」、ドライバーシートからの見晴らしのよさを実現する「ファインビジョン」などの新技術を採用。“もっと軽にできること”をキーワードに、日常からレジャーまで幅広い用途で軽自動車の可能性を広げる新ジャンルの軽自動車となる。
■ダイハツ新型軽自動車に採用される新技術
●軽最大の室内空間「ウルトラスペース」
・全高1835mm、室内高は軽自動車トップの1455mm。大人4人がゆったりと乗車でき、レジャー使用時には、大人が窮屈に感じることなく着替えが可能な広さを誇る
・地上からドア開口上部までの高さを1700mmとして、乗り降りの際に子供はかがむことなく、大人は腰を曲げずにラクな姿勢で乗り込むことができる
・助手席のシートバックを前に倒してテーブルとして使用できる「テーブルモード」、長さのある荷物を積載できる「ロングラゲージモード」、運転席以外のスペースを広いラゲッジとして使う「フラットラゲージモード」、アウトドアレジャーなどで室内空間をひとつにして活用する「フルフラットモード」、社内での休憩時に足を伸ばしてリラックスできる「ソファモード」など、用途に合わせた多彩なシートアレンジを用意。
●圧倒的に使い勝手のいい「ミラクルラゲージ」
◆使い勝手を追求したラゲージスペース
・約90Lというの大容量ラゲージアンダートランクを設定。350cc缶24本入りの箱を2箱積むことができる。
・荷室高は通常時で1140mm。アンダートランクのデッキをあげれば、1485mm(4WD車は1280mm)の高さのラゲージスペースが出現する。ベビーカーを縦に積むなど、リヤシートを畳むことなく長尺物を積載することも可能。
・アンダートランクのデッキボードの脚を立てることで、アンダートランクの容量を拡大。デッキボードの上にも荷物を積むことができる。
・追加のラゲージボードやネットをディーラーオプションで用意。さまざまな積載シーンを考え、クルマのボディにもフック取り付け箇所を多数設けている。
◆積載に配慮したシート
・荷室側からもリアシートのスライド操作ができるスライドレバーを、リアシートの背面に設定。
・撥水加工のフルファブリックシートを採用。さらにリアシート背面は塩化ビニール加工とすることで、水濡れや汚れも簡単に拭き取ることができる。
◆インパネ周りの収納
・助手席前に6.6Lの大型インパネトレイを設定。一眼レフカメラやタブレットなども収納できる。
・インパネセンターロアポケットや助手席シートアンダーボックスなど大小様々なポケッテリアを採用し、使い勝手のよさを向上。
●座って分かる見晴らしの良さ「ファインビジョン」
・運転しやすい軽自動車を目指し、座ってわかる「見晴らしの良さ」を追求。身長170cmの日本人男性を基準に目線の高さを1,387mmとすることで、遠くまでしっかりと見通すことができるようになった。
●安心・安全の基本性能「ファン&リラックスドライブコンセプト」
・全高1835mmに対応したサスペンションやボディ構造で、高さを感じさせない操縦安定性や乗り心地の良さを実現。同時に、高い静粛性も確保している。
・ダイハツ車で初めて「空力フィン」を採用。直進安定性を向上させた。
・ルーフパネルなどの板厚最適化や外板の樹脂化で、重心より上の部品の軽量化を図った。タントと比較して全高が85mm高くなったにも関わらず重心高は約10mmのアップにとどめ、重心高を抑制している。