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更新日:2023.12.25 / 掲載日:2023.12.25
フォルクスワーゲン 「ゴルフGTI」など9車種、約6500台リコール
フォルクスワーゲンは12月25日、ブレーキ液のリザーバータンクに不具合があるとして「ゴルフGTI 2.0」など9車種6,512台(輸入期間:2021年2月~2023年11月)のリコールを22日に国土交通省に届け出た件について、今後の対応内容を公表した。

22日に届け出たリコールは、ブレーキ液のリザーバータンクにおいて、生産工場での組付作業指示が不適切であったため、遮熱マットが正しく取り付けられていないものがあり、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて火災につながるおそれがあるというもの。
これに関連して、2023年8月20日に厚木市のパチンコ店の駐車場で発生した火災事故直後、フォルクスワ ーゲン グループ ジャパンはドイツ本社の専門家と共に、関係当局との調査に全面的に協力し、駐車中に焼損した「ゴルフ TDI」を詳細に調査・分析を実施。
結果、製品の欠陥を一切特定できなかったものの、関係当局の当時の見解では、エキゾーストマニホールド(排気管の一部)に付着したエンジンオイルが出火の原因であると推定。この見解を含めて同社内で原因究明のための調査を行った結果、遮熱マットの取付位置の不備に起因している可能性を排除できないことが判明したという。
今後、対象車両について、遮熱マットの組付状態を点検し、正しく取り付けられていない場合は修正するなどの改善措置をとるとしている。
問い合わせは、フォルクスワーゲン カスタマーセンター(TEL:0120-993-199)まで。

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