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更新日:2023.06.27 / 掲載日:2023.06.27
アルピーヌ 次世代ロードスター含む7大ニューEV 2030年までに投入へ
アルピーヌは現地時間の6月26日に投資家向けのイベントを開催、その中で、2030年までに7台の新型EVを発表する計画を明らかにした。
A110ベースの次世代ロードスター&EV仕様A110などから成る“ドリームガレージ”

2022年に過去最高となる売上高を記録したアルピーヌ。主力モデルのA110は現在、フランスで最も販売台数の多いスポーツカーとなるなど、ブランドの成長を加速させているという。
この成長の新たなステップとして、2024年から100%電気自動車の新モデル発表を計画、これによってさらなる収益の拡大を実現し2026年以降の損益分岐点達成を目指すとしている。
“ドリームガレージ”と称した新型EV群の先陣を切ることになるのは、今年5月にコンセプトモデルを公開した「A290_β(ベータ)」。運転席をセンターに据えた独創的なレイアウトが注目の的となったが、これの市販版となるモデルが2024年以降に登場予定としている。
さらに2025年にはCセグメントのクロスオーバーGT、2026年末までに新型A110のBEVモデルを発表予定。これらには、現在開発中の新プラットフォーム・APP(アルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム)を使用するという。
また、このAPPを活用し、A110ベースの次世代ロードスター、4シータースポーツクーペの新型A310なども開発される予定。加えて、大型のD/Eセグメント車2台も発表予定としている。
ローラン・ロッシCEO「包括的ラインナップで日本での市場シェアを確固たるものに」

今回発表された計画についてアルピーヌCEOのローラン・ロッシ氏は「この包括的なスポーツカーのラインナップは、欧州と日本の主要市場における当社の市場シェアを確固たるものにするでしょう。特に米国とアジアでは、2027年から新モデルが販売される予定です。私たちの目標は、ニッチセグメントのブランドから本格的なグローバルブランドへと拡大することです」と語る。
さらに「より幅広いラインアップと国際的な拡大を組み合わせることで、2030年までに営業利益率10%以上を達成し、当社のビジネスモデルを永続的なものにすることを目標としています」と展望を見据えている。
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