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更新日:2023.05.19 / 掲載日:2023.05.19
ヒョンデ 初公開から約50年「ポニークーペコンセプト」復元モデル発表

ヒョンデは5月19日、イタリア・コモ湖にてワールドプレミアを開催し「ポニークーペコンセプト(Pony Coupe Concept)」を発表した。
ヒョンデのデザインに影響を与えるレトロフューチャーな名車

1974年のトリノモーターショーで発表された「ポニークーペコンセプト」は、ヒョンデの歴史とデザインを語る上で重要なモデルとしている。
「ポニークーペコンセプト」は、そのユニークな美意識から、当時としては画期的なモデルだったが、1970年代後半の世界的な経済不況により、ヒョンデ初のセンセーショナルなスポーツカーは市販には至らなかったという。
しかし、このコンセプトは、自動車会社として長期的なリーダーシップを発揮するために、スポーツカー分野に参入するというヒョンデの決意を象徴し、電動化と高性能水素技術におけるヒョンデのリーダーシップに今でも受け継がれている。
この車は現在、水素ハイブリッド電気自動車「Rolling Lab」の開発車両「Nビジョン74」や、all-electric「アイオニック 5」に直接影響を与えたEVコンセプトカー「45」など、最近のヒョンデのモデルのデザインインスピレーションとなっているレトロフューチャーな名車とされている。
1974年のトリノモーターショーで公開したオリジナルを再現

ヒョンデは、「ポニークーペコンセプト」復元プロジェクトのもと、1974年のトリノモーターショーで公開したオリジナルの「ポニークーペコンセプト」を現代に再現した。
ポニークーペコンセプトはオリジナルと同様、流れるような幾何学的なライン、なめらかなルーフライン、無駄な装飾のない純粋な表面、ダイナミックなプロポーション、ユニークな形のBピラーなどを特徴とする。
バンパーはボディカラーで塗装され、グラフィカルな表面処理を誇っている。ウェッジシェイプのスナウトと円形のヘッドランプは、1974年当時もまた現在もスタイリッシュな印象を与える。
コーダ・トロンカ(カットオフ・テール)には、車体後部にアクセスするためのスリムなハッチが設けられている。
インテリアにおいては、モノコックデザインとドライバー中心のフローティングアーキテクチャを強調し、象徴的な感覚を表現。
シングルスポークのステアリングホイールとツートンカラーのスリムなバケットシートは、1970年代当時の未来的な美意識を強調している。

車両概要
全長:4080mm
全幅:1560mm
全高:1210mm
ホイールベース:2340mm
エンジン排気量:1238cc、4インライン、82馬力/6000rpm
エンジンレイアウト:前方縦置き、 RWD (後輪駆動)
ヒョンデ・モビリティ・ジャパン公式HP
https://www.hyundai.com/jp/
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