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更新日:2022.09.08 / 掲載日:2022.09.08
トヨタ 新型シエンタ ラインオフ式開催 宮城から全国へ

トヨタ自動車東日本は9月7日、2022年8月にフルモデルチェンジを発表した新型シエンタのラインオフ式を宮城大衡工場にて、オンラインで実施した。
東日本大震災の翌年に設立 持続的な復興支援を目指して10年の節目迎える

7年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型シエンタは、より使い勝手の良い車両を目指し、室内高やパワースライドドア開口部、荷室高などを拡大。さらに最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備とするなど、安全機能を向上させた。
その生産拠点となるトヨタ自動車東日本は、関東自動車工業、セントラル自動車、トヨタ自動車東北の3社が結集、自動車産業の基盤構築による震災復興への貢献を目指して2012年7月に誕生した。
同社の宮内一公社長は「震災復興はいまだ道半ばと言われており、持続的な復興支援を目指す私たちにとっても、現状はまだ通過点。新型シエンタを筆頭に、コンパクト車のものづくりを通じて、東北の皆様と一緒に、東北の未来を創りたいと考えております。これからも東北の地域の皆様をはじめ、全ての関係者の皆様に変わらぬご支援をお願いいたします」と述べた。
トヨタ・豊田章男社長はビデオメッセージ参加「頼もしい現場から新型車が立ち上がることを誇りに思う」

式典には、トヨタ・豊田章男社長がビデオメッセージで参加。工場で働くスタッフへの激励を送るとともに、シエンタの生産に当たって企画開始からラインオフまでの時間短縮などといった工程の見直しを図ったことに触れ、「新型シエンタはその工程について、様々なテーマで新たなチャレンジを行った。それは普通の新型車立ち上げの3倍大変だったという声も聞かれるほどだったが、結果としてスタッフの“やって良かった”という自信になっている。東北の頼もしい現場から新たな車種が立ち上がることが本当に嬉しく、誇りに思う」とコメントした。


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