クルマ徹底解説
更新日:2020.01.30 / 掲載日:2020.01.30
BMW新型3シリーズ全グレードのおすすめオプション・パッケージを紹介!

文●ユニット・コンパス 写真●BMW
ここでは、おもに車両購入時にオーダーするメーカーオプション、パッケージオプションについて紹介する。オプション装備は購入後の満足感が段違いなうえに、上手に選べば売却時にもプラス査定が見込めるため、購入前にはじっくり検討したいところだ。
【BMW新型3シリーズ】おすすめオプション一覧~将来の売却も有利にする選択を

まず、おすすめなのが、「BMWドライブレコーダー」。これは、パーキングアシストプラス搭載車両に車載されている前後左右の車外カメラをドライブレコーダーとして利用するもの。既存のカメラを活用するため、ルックスが非常にスマートなほか、360度を記録するというすぐれもの。エアバッグが作動するような衝撃を検知すると自動的に車両の周囲360度を記録。マニュアル操作での録画(最大40秒間)対応する。ConnectedDriveストアを経由したダウンロード販売で、価格は使用する日数に応じて用意されている。1カ月700円、12カ月4500円、36カ月1万2700円、無期限2万8200円。
また、「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」(13万5000円)も余裕があれば装着したいところ。投影面積が先代比で70%拡大されたことにより、グラフィックはより美しさと見やすさをアップし、表示される内容も追加されています。さらに、アクティブ・クルーズ・コントロールなどの機能と連動するなどクルマの使いやすさもアップします。
もしも駐車が苦手というなら、「パーキング・アシスト・プラス」(6万2000円)も注目のオプションだ。これは、縦列駐車や並列駐車を完全に自動で行ってくれるというサポート機能で、縦列駐車時には発進時のアシスト機能まで備わる。
【BMW新型3シリーズ】パッケージオプション一覧~お得な価格でカスタマイズ

関連性の高いオプション装備をセットにすることでお得な価格で提供しているのがパッケージオプション。「320iスタンダード」および「320d xDrive」におすすめなのが、「プラス・パッケージ」(8万円から18万7000年)。LEDフォグ、室内のハイグロス・ブラック・トリムとアンビエントライトがセットで、上質な雰囲気が手に入る。
さらなる上質さを求めるなら、ウインドウフレームがサテン仕上げとなり、シートも本革となる「ハイライン・パッケージ」(20万5000円から29万7000円)に注目。BMWのレザーシートといえば「ダコタ・レザー」が長く使われてきたが、新型3シリーズには「ヴァーネスカ・レザー」が採用されている。従来の「ダコタ・レザー」はシボが深く、表皮も厚かったのに対し、「ヴァーネスカ・レザー」はシボが細かく、表皮が薄くしなやかな印象だ。本革シートは高級感がアップするだけでなく、将来の売却時もプラス査定が期待できるため、おすすめだ。
最新テクノロジーに興味があるなら「BMWレーザー・ライト」、「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」、「BMWジェスチャー・コントロール」がセットになった「イノベーション・パッケージ」(22万8000円)がおすすめ。レーザーライトの照射距離は、標準装備されるLEDライトの約2倍となる約530m。装着車はブルーのL字型アクセントがライトユニット内に設置され、その先進的な存在感はなかなかのものだ。
【BMW新型3シリーズ】受注生産オプション一覧~特別感にこだわる方へ

受注生産オプションとは、生産時に車両の仕様として盛り込む形のいわゆるライン装着オプション。これを選ぶと見込み発注した車両ではなくなるため、納期が約半年となるほか、キャンセルが非常に難しくなる。
3シリーズでは、「電動ガラス・サンルーフ(チルト&スライド、コンフォート・オープン/クローズ機能付き)」と「アクティブ・プロテクション」という緊急時の安全性を高める機能が用意されている。どちらも後からほしくなっても手に入らないオプションのため、よく検討したほうがいいだろう。
そのほか受注オプション・パッケージというものも用意されている。
「サウンド・パッケージ」は、「harman/kardon サラウンド・サウンド・システム」、「アコースティック・ガラス」、「地上デジタルTVチューナー」がセットで19万1000円(320i SEとM340i xDriveを除く)というもの。「アコースティック・ガラス」は、合わせガラスの間に高減衰フィルムを挟んだ高性能ガラスで、静粛性が向上。静かな車内で高音質のオーディオを楽しめるというアイテム。
「ファスト・トラック・パッケージ」(18万3000円~28万9000円)は、Mスポーツのみに設定可能なパッケージオプションで、3シリーズのスポーティなキャラクターをさらに尖らせるアイテム群をセットにしたもの。
19インチの「M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング791M バイ・カラー(ジェット・ブラック)」とランフラット・タイヤ、「アダプティブ M サスペンション」、そしてモデルによって異なるが「M スポーツ・ブレーキ」(320i)、「M スポーツ・ディファレンシャル」(330i)、「バリアブル・スポーツ・ステアリング」(330e)がセットになっている。
後付けが現実的に難しい装備はもちろんのこと、19インチホイールとタイヤのセットは単体で購入すれば30万円以上のコストがかかるだろう。なお、この19インチホイールは、新車時であれば10万円の差額で装着可能となっているが、ノーマルサスペンションでは乗り心地の悪化は必須。となると、「アダプティブ M サスペンション」がセットになる「ファクト・トラック・パッケージ」はやはりお買い得に感じられる。
特別感を演出したいのなら、BMW Individualによる特別フィニッシュもおすすめだ。
ボディカラーは「ドラバイト・グレー」、「タンザナイト・ブルー」、「シトリン・ブラック」、「オキサイド・グレー」、「ブリリアント・ホワイト」が320i SEを除く全モデルで選択可能。マットカラーの「フローズン・ダーク・グレー」はM340i xDriveのみ選べるまさに特別な色で、スペシャル感を強くアピールする。
そのほか、室内を上質なレザーでコーディネイトする「BMW Individual レザー・メリノ・インテリア」も特別感にこだわるなら、ぜひとも検討したいところ。「エクステンド」と「フル」の違いは、「フル」が上位と認識すればOK。「エクステンド」になるとダッシュボードやセンターコンソールなどもレザー張りとなる。