クルマ徹底解説
更新日:2020.01.30 / 掲載日:2020.01.30

BMW 新型3シリーズグレード解説 320d xDrive M Sportの特徴をチェック

文●工藤貴宏 写真●ユニット・コンパス

 クリーンディーゼルに4WDシステムを組み合わせ、スポーティな装いでまとめた新型3シリーズ「320d xDrive M Sport」について、標準装備・オプション・パッケージを紹介します。

BMW3シリーズ 320d xDrive M Sportの標準装備

 パワートレインが異なるものの、「320d xDrive M Sport」の標準装備内容は2.0Lガソリンターボエンジンを搭載する「320i M Sport」に準じたものだ。タイヤは18インチで、「Mライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング790M」のホイールと組み合わせて足元を引き締めている。
 装備の特徴は走行性能の引き上げと、内外装のスポーティな演出だ。前者は「Mスポーツ・サスペンション」に加えて「バリアブル・スポーツ・ステアリング」を組み込むことでひときわ俊敏は走りを実現。運転感覚においても「320i Standard」との差をつけている。
エクステリアは「Mエアロダイナミクス・パッケージ」と呼ぶスポーティな前後バンパーやサイドスカートを組み合わせて、さらには「BMW individual ハイグロス・シャドー・ライン・エクステリア」で上質感も向上。
 インテリアはパドルシフトも備えるMスポーツ専用のステアリングホイールやスポーツシートを装着するほか、M Sport専用のコーディネートを実施。表皮に「アルカンタラ/センサテック」、トリムに「アルミニウム・テトラゴン・トリム/パール・クローム・ハイライト」、そして天井に「BMW individualアンソラジット・ルーフ・ライニング」を組み合わせる。

BMW3シリーズ 320d xDrive M Sportのオプション・パッケージとその価格

 オプションメニューは「320i M Sport」と共通。注目はハードウェア的な走りのアイテムが用意されていることで、走行機能をセットにした「ファスト・トラック・パッケージ」は、19インチタイヤ&ホイールに加え、「Mスポーツ・ディファレンシャル」と「アダプティブMサスペンション」など走りをアップデートする。価格は21万7000円だ。
 アルミホイールは標準採用と同サイズながらさらに特別なデザインの「BMW individualダブルスポーク・スタイリング793I」と呼ぶタイプにも変更可能となっている(10万円)。
 Standardに設定のないアイテムとしては「ヘッドアップディスプレイ」(13万5000円)や「イノベーションパッケージ」(22万8000円)を用意。
 そのほか機能系アイテムとしては全方位モニターと駐車時の障害物警告機能を組み合わせた「パーキング・アシスト・プラス」(6万2000円)、「地上デジタルTVチューナー」(13万6000円)、「コンフォートパッケージ(オートマチック・トランク・リツド・オペレーション、ストレージ・パッケージ、HiFiスピーカー・システム)」(11万7000円)、「電動ガラス・サンルーフ」(16万4000円)、そして衝突時にシートポジションを整えるなど安全性を高める「アクティブ・プロテクション」(4万8000円)を設定。 オプション・パッケージとしては「サウンドパッケージ(harman/kardonサラウンド・サウンドシステム、アコースティック・ガラス、地上デジタルTVチューナー)」(19万1000円)、「プラス・パッケージ(17インチVスポークアロイホイール、ハイグロス・ブラック・インテリア・トリム/パール・クローム・ハイライト、アンビエントライト、LEDフォグ・ランプ)」(18万7000円)、そして「ハイライン・パッケージ(ランバー・サポート、BMW Individualエクステリア・ライン、ヴァーネスカ・レザー・シート)」(20万5000円)を選ぶことができる。
ボディカラーは「メタリックペイント」(9万2000円)を用意するほか、individualと呼ぶ特別なオプションとしてボディカラーを5色設定。その価格は「ドラバイト・グレー」が17万2000円、「タンザナイト・ブルー」「シトリン・ブラック」「オキサイド・グレー」が26万7000円、そして「ブリリアント・ホワイト」が45万2000円だ。 また、特別なインテリアとして「BMW Individualエクステンド・レザー・メリノ・インテリア」(35万6000円)、「BMW Individualフル・レザー・メリノ・インテリア」(59万6000円)、そして「BMW Individualインテリア・トリム」(7万6000円)を設定している。

BMW3シリーズ 320d xDrive M Sportに搭載のクリーン・ディーゼルの特徴

 320d xDrive M Sportに搭載する2.0L 4気筒ターボディーゼルエンジンは、WLTCモードで15.3km/Lという優れた燃費と、最大400Nmという極太のトルクによるゆとりある走りが自慢だ。最高出力は190psとこちらも十分な実力である。
 もうひとつの自慢はディーゼルエンジンとは思えない滑らかなフィーリング。そこにはターボユニットの役割も大きく、BMWの2.0L 4気筒エンジンとしてははじめて低回転域と高回転域で特性が切り替わる2ステージ・ターボ・システムが組み込まれている。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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