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更新日:2022.05.07 / 掲載日:2022.05.07
新型ハイブリッドSUV「トナーレ」欧州で受注スタート

アルファロメオは現地時間の5月5日、新型ハイブリッドSUV「トナーレ」の受注を欧州で開始した。
新開発のハイブリッドシステム搭載

トナーレは、ステルヴィオの下に位置する新型コンパクトSUV。2022年2月に初披露されて以来、待望のデビューを迎えた。
同モデル最大のトピックは、新開発となるハイブリッドパワートレインの搭載。新型の1.5L 4気筒ターボガソリンエンジンは最高出力130HPと160HPの2種類を用意、これに専用の7速デュアルクラッチトランスミッションと、48V仕様15kW、55Nmを発揮する電気モーターが組み合わされる。160HPエンジンは最高速度210km/h以上、0-100km/h加速8.8秒を計測、130HPエンジンでは最高速度195km/h、0-100km/h加速は9.9秒としている。
また、ダイナミックな走りを実現すべく、同クラスで唯一となるインテグレーテッドブレーキシステム(IBS)を搭載、さらにステアリングコラムと一体化したシフトパドルを装備した。IBSは混合回生ブレーキの制御も行い、減速時の運動エネルギー回収を最大化、効率性の向上にも寄与する。
新型インフォテインメントシステムを標準装備 OTAにも対応

オープニングアニメーション



インテリアは、12.3インチのデジタルスクリーンと、10.25インチのメインタッチスクリーンを最適配置し、運転中でも道路から視界をそらすことなく様々な情報を確認することが可能に。また、標準装備の新型インフォテインメントシステムはAndroid OSを搭載するほか、OTA(Over-the-Air)アップデートを可能にする4G接続機能を完備し、常に最新のコンテンツ、機能、サービスを提供可能とした。
さらに、Amazon Alexaも搭載したことで、運転中も音声認識による各種機能のコントロールを可能に。専用のMyAlfaスキルを活用すれば、自宅に居ながら車両の状態を確認したり、ロックの遠隔操作などもできる。
そのほか、NFT技術によるデジタル証明書が車両とリンクされ、車両のライフタイムデータが証明書に記録されるようになっているという。
快適装備が充実 レベル2の自動運転を実現する最新のADASも搭載


トナーレはイタリアンホスピタリティを体現する快適装備も充実。前述のインフォテインメントシステムに加え、デュアルゾーンエアコン、ベンチレーション&ヒーター付フロントシート、ハーマンカードン製14スピーカーサウンドシステムなどを搭載。さらに電動テールゲートやワイヤレスチャージャーも備え、利便性を高めた。
運転支援システムでは、最新のADASを採用し、「インテリジェント・アダプティブ・クルーズ・コントロール」(IACC)と「レーン・センタリング」(LC)システム、車両の全周囲をカバーするカメラなどの搭載によってレベル2の自動運転を可能とした。