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更新日:2022.04.15 / 掲載日:2022.04.15
フィアット 欧州向けに500「ラ・プリマbyボチェッリ」設定

フィアットは現地時間の4月13日、欧州向けの新型「500」(日本名:500eに相当)に最上位モデルとして、「ラ・プリマbyボチェッリ」を設定したと発表した。
2020年発売の限定モデルが最上位モデルとして復活 アンドレア・ボチェッリ氏監修


同モデルは、2020年3月に新型「500」の発売を記念して設定された限定モデル「500 ラ・プリマ」がベース。「ラ・プリマ」は発売当時、瞬く間に欧州での人気を呼び、数か月で完売になっていた。そして今回発表された「ラ・プリマbyボチェッリ」は、世界的に活躍するイタリアのテノール歌手である、アンドレア・ボチェッリ氏がオーディオ監修を務めた新グレードとなっている。
今回の発表に際し、フィアットCEO兼ステランティス・グローバルCMOのオリヴィエ・フランソワ氏は「ラ・プリマの成功を受け、私たちはユーザーがプレミアムでイタリアン、そして象徴的な製品を求めていることを実感しました。つまり、最高のメイド・イン・イタリーを求めているのです。そのため、マエストロであるアンドレア・ボチェッリとともに、電気自動車の静寂性を高める究極のリスニング・エクスペリエンスを作り上げました」と語る。
JBL社の「Virtual Venues」テクノロジーを搭載

同モデルでは、JBL社製の320Wプレミアムオーディオシステムを標準装備。これは音楽ホールの音響特性を車内で再現するという「Virtual Venues」テクノロジーを搭載し、ボチェッリ氏のマスターによって、より没入感を味わえるオーディオシステムとなっている。また、イタリア出身で多くの映画音楽を手掛けた故ニーノ・ロータ氏が作曲したフレーズを用いたAVASアラートを採用するなど、細部にもこだわりが詰め込まれた。
サウンド以外にもプレミアムな装備を揃える

同モデルは、オーディオシステム以外にもこだわりの装備を多数用意。グローブボックスは殺菌効果を持つというUV-Cランプを内蔵した「サニタイジング・グローブボックス」を採用、シートはフィアットロゴのモノグラム加工をあしらう。さらに、10.25インチの高精細タッチスクリーン・インフォテインメント・システムも備える。エクステリアでは、フルLEDヘッドライトと17インチのダイヤモンドカット合金ホイール、専用の「ラ・プリマ」バッジなどが装着された。
ボディタイプはオープントップのカブリオ、ハッチバック、3+1の3種類を用意、ボディカラーはオニキスブラックをはじめとした6色展開となっている。
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