車種別・最新情報
更新日:2022.04.07 / 掲載日:2022.04.07
メルセデスマイバッハ 故ヴァージル・アブロー氏コラボの限定モデル

メルセデス・ベンツは現地時間の4月5日、新型「メルセデス・マイバッハ Sクラス」に、世界限定150台の特別仕様車「メルセデス・マイバッハ リミテッドエディション・byヴァージル・アブロー」を設定したと発表、同日より発売した。
早逝のデザイナーに敬意 特別なツートンカラー




同モデルは、2021年11月に41歳の若さでこの世を去った気鋭のファッションデザイナーである、故ヴァージル・アブロー氏に敬意を示しデザインされたモデル。
メルセデス・マイバッハ Sクラス S680をベースに、エクステリアはオブシディアンブラックとサンドカラーのツートンカラーで塗装され、専用ホイールもサンドカラーで統一された。
インテリアもブラックとサンドカラーの組み合わせで、外観との統一感を演出。素材にはナッパレザーを使用している。また、フロアマットは黒地のハイパイル生地にサンドカラーのレザーで縁取りし、マイバッハのロゴを刺繍であしらった。そのほか、センターコンソールやリアクッション、ヘッドレスト、ドアシルパネルにはメルセデス・マイバッハとアブロー氏のコラボレーションを示す特製ロゴが刻まれている。
さらに、ユーザーインターフェースはマイバッハの最先端テクノロジーであるMBUXスイートを、よりラグジュアリーにセッティング。カラーボーダーとブランドロゴを配したホームボタンから、豪華なファッションアクセサリーで飾られたプロフィール写真まで、厳選されたビジュアル要素により豊かなデジタルコンテンツを提供する。
なお、購入者特典として、同モデルの1/18レプリカやカーキー、カラビナフックなどを詰め込んだギフトボックスも用意される。
「プロジェクト・マイバッハ」で独創的なコラボレーションを果たした




アブロー氏とメルセデス・ベンツは生前、大胆かつ先進的なデザインを取り入れた2シーターSUVのコンセプトモデル「プロジェクト・マイバッハ」でコラボレーションを実施。このコンセプトモデルはGクラスを再構築し、約6mの巨大なプロポーションと大径ホイールの組み合わせや、フロントフードに備えられたソーラーパネルなど、革新的かつサステナブル要素も取り入れたデザインで電気自動車の未来の姿を表現している。
この時にパートナーを務めたメルセデス・ベンツ・グループAGのチーフ・デザイン・オフィサーであるゴーデン・ワグネル氏は「ヴァージルとのコラボレーションで作り上げた作品を非常に誇りに思います。私たちのアイコンであるGクラスでファッションと自動車のコラボレーションのベンチマークとなった“プロジェクト・ゲレンデヴァーゲン”から、メルセデス・マイバッハの優れた伝統を未来に伝える“プロジェクト・マイバッハ”まで、ヴァージルとのコラボレーションはまさに新境地を開拓したのです。今回の限定車は、革新的なデザインと究極のクラフツマンシップの共生を、今、道路上で実現する例証です」とコメントを寄せている。
【あわせて読みたい】