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更新日:2022.03.23 / 掲載日:2022.03.23
新型アウディe-tron S/e-tron Sスポーツバック発売

アウディ ジャパンは3月22日、アウディの電気自動車「e-tron / e-tron スポーツバック」シリーズに、初めてのハイパフォーマンスグレードのSモデルとなる新型「e-tron S / e-tron Sスポーツバック」を追加導入し、全国のアウディe-tron取扱正規ディーラーを通じて4月初旬以降に発売予定としていることを発表した。車両本体価格は、e-tron Sが13,980,000円、e-tron Sスポーツバックは14,370,000円(すべて消費税込)。
フロント1基+リヤ2基の計3基モーター 電動トルクベクタリング機構付クワトロシステム搭載

アウディでは、ブランド初の電気自動車として2020年9月にe-tronスポーツバックを導入。続く2021年1月には、SUVタイプのe-tronを追加した。今回発表された2モデルは、それぞれをベースとしたハイパフォーマンスモデルとなっている。
両モデルともバッテリー総容量は95kWhで、ベースモデルの前後各1基/計2基に対し、フロントに150kWのモーターを1基、リヤに132kWのモーターを2基の計3基の駆動用モーターを搭載。システム最高出力370kW、最大トルク973Nmを発揮する。ブーストモードでの0-100km/h加速は4.5秒という動力性能を実現しつつ、一充電走行距離は415km(WLTCモード)とベースモデルよりも距離を伸長させた。
また、両モデルとも電動トルクベクタリング機構を搭載するクワトロシステムを採用。通常走行時は効率を高めるため、リヤモーター2基で駆動。ドライバーがより多くのパワーを求めた際、あるいは天候や路面状況に応じて、フロントモーターが作動し四輪駆動に切り替わる。リヤにある2基のモーターは、左右独立してホイールに駆動力を伝達することが可能で、従来のリヤスポーツディファレンシャルの機能を果たし、より俊敏で自然なハンドリング特性を実現し、旋回性能を向上させているという。
Sモデルの力強さを表現したエクステリア オプションでデジタルマトリクスLEDヘッドライトを初採用

空力性能への影響を抑えるスリットが刻まれている

エクステリアは、S専用デザインの前後バンパーや、アルミニウムルックのエクステリアミラーハウジング、リヤにはスポイラーリップや幅広のディフューザーインサート、20インチのアルミホイールを装備。ボディサイドにはセレナイトシルバーのパネルを配し、さらにベースモデルに比べて左右それぞれ2.3cmずつ張り出したホイールアーチが、Sモデルの力強いイメージを表現する。また、ホイールアーチに刻まれたスリットやシングルフレームグリルは、空力性能への影響を最小限に抑える役割も備え、Cd値はベースモデルと同等の SUVタイプが0.28、スポーツバックは0.26となっている。
そのほか、100万個のデジタルマイクロミラーを5000分の1 秒単位で制御することで、高精細な光を路面に照射することが可能な、デジタルマトリクスLEDヘッドライトをオプションで初採用。周囲を走行する車両への配光を、正確にカットすることで照射範囲を広げ、夜間のドライブをより快適にする効果をもたらす。また、自らの走行レーンを明るく照らす「レーンライト」や、車線内の自車位置を示す「オリエンテーションライト」により、安全に車線内に留まることをサポート。カミングホーム/リービンクホーム機能使用時には、シグネチャーライトに加え、車両前方の壁や路面に5種類のアニメーションを投影することが可能となっている。
車両本体価格一覧



モデル | 電気モーター | バッテリー容量 と航続距離 | 駆動方式 | ステアリング | 車両本体価格 |
e-tron S | 電気モーター×3 370kW/973Nm | 95kWh/ 415km(WLTC) | quattro | 右 | 13,980,000円 |
e-tron S スポーツバック | 電気モーター×3 370kW/973Nm | 95kWh/ 415km(WLTC) | quattro | 右 | 14,370,000円 |