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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.09
新型ハイブリッドSUV「オーストラル」欧州発表 ルノー

ルノーは現地時間の3月8日、新型ハイブリッドSUV「オーストラル」を発表した。同モデルは欧州市場にて、2022年下旬より発売予定。
ルノーが掲げる「Nouvelle Vague」を体現したモデル

新型オーストラルはCセグメントに分類されるSUVで、同ブランドにおける「カジャー」の後継モデル。“生活のための車”という基本コンセプトのもと、このほど発表されたアルカナやメガーヌE-TECHエレクトリックに次ぐCセグメント攻勢のマイルストーンに位置付けされ、また同時に、2021年5月発表のブランドコンセプト「ヌーベルバーグ(新しい波、の意)」を体現するモデルとしている。
主なトピックは、アライアンスで開発したCMF-CDプラットフォームの採用、新型E-TECHフルハイブリッドエンジン搭載、ブランド初のスポーティ仕様グレード「エスプリ・アルピーヌ」の設定などが挙げられる。
「センシュアル・テック」を標榜するデザイン




外観は、曲線的かつ官能的なシルエットと、力強く幾何学的なキャラクターライン、マイクロ光学技術を用いたLEDリアライト、ダイヤモンド型パターンを取り入れたフロントライトなどが洗練さを表現。さらにダイヤモンドカットを施した17~20インチのアルミホイールを装着し、堂々としたたたずまいを演出する。


一方のインテリアは、先進テクノロジーを組み合わせたものとなった。コックピットは12.3インチのダッシュボード・メーター・ディスプレイと12インチの縦型マルチメディア・ディスプレイから成る大型OpenRスクリーンを中心に構成。さらに、フロントウィンドウには9.3インチのヘッドアップディスプレイを装備する。OpenRスクリーンは明るさの自動調整機能と反射率の最適化によってフードレスとなり、より開放的な視界を実現した。
また、素材はレザーやアルカンターラ、パッド入りテキスタイルなど手触りの良いものを採用し、車内のプレステージ感を演出。さらにカスタマイズ可能な照明システムも搭載する。
そのほか、センターコンソールやドアなど、各所に収納を配置し、SUVとしての実用性も確保。ハンズフリーゲートを採用したラゲージは500L以上で、リアシート格納時には最大1,525Lの容量を確保できる。
フルハイブリッド/マイルドハイブリッドの2種用意


新型オーストラルはルノーブランドとして、アライアンスが開発した次世代プラットフォーム・CMF-CDを初採用した。
搭載するエンジンはE-TECHフルハイブリッドエンジンとマイルドハイブリッドエンジンに大別。前者は1.2L 3気筒ターボエンジンと電気モーター、1.7kWhリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、システムで最大200hpを発揮する。
一方のマイルドハイブリッドエンジンは、1.2L 3気筒ターボに48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせたもの、そして1.3L 4気筒ターボに12Vリチウムイオンバッテリーの組み合わせの2タイプが用意される。
スポーティな印象高めた専用モデル「エスプリ・アルピーヌ」


同モデルには、スポーティな外観の専用モデル「エスプリ・アルピーヌ」がルノー車として初採用される。これはルノーグループのフラッグシップブランドである、アルピーヌのインスピレーションを反映させたモデルで、ボディカラーには専用色のサテンシェールグレーを採用。さらに、グリルバーとサテングレーのスポーツブレード、Alpineロゴ入り20インチダイヤモンドカット・ブラックデイトナ・アルミホイール、サテンブラックのルーフレールといった装備を揃える。
内装においても、ブルーステッチをアクセントに用いたインテリアや、アルミペダル、Alpineロゴ入りドアシルなど、ハイエンドな装備を取り揃えた。
