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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.24
新型「バレーノ」インドで発表 新デザインの高級ハッチバック

スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ)は現地時間の2月23日、プレミアムハッチバックの新型「バレーノ」を発売した。価格帯は635,000ルピー~899,000ルピー(日本円で約98万円~約138万円)。
クラストップレベルの技術導入 新デザインでビジュアル刷新

スズキ・バレーノは2015年にインドで誕生した高級ハッチバックで、2016年~2020年には日本市場にも投入されていた。今回発表された新型車は、クラストップレベルの技術、安全性、快適性、利便性を備えるとともに、新たなデザイン言語の採用によりビジュアルを刷新した。
走行性能においては、デュアルVVTエンジンを搭載し、最高出力66kW、最大トルク113Nmを発揮。トランスミッションは5速マニュアルとAGSトランスミッションから選択できる。アイドリングストップ性能との組み合わせにより、燃費性能はMT車で22.35km/l、AT車が22.94km/lとしている。
今回の発表に際して同社の鮎川堅一社長は「バレーノは発売以来、業界のベストセラートップ5に入るモデル。インド国内はもとより、世界100か国以上で100万人を超えるユーザーに高く評価されてきました。新時代のバレーノは、未来に向けた私たちの新たなアプローチとして、テクノロジーとイノベーションに焦点を当て、セグメント初の機能を採用しています。新時代のテクノロジーと機能、新たなデザイン、プレミアムなインテリア、高い安全性など、ドライバーに新たなドライビング体験を提供できるモデルとなっています」と語る。
“CRAFTED FUTURISM”のデザイン言語



新型バレーノは、新たなデザインテーマとして“CRAFTED FUTURISM(クラフテッド・フューチャリズム)”を採用した。これはマルチ・スズキ社の高級販売チャンネル「NEXA」が標榜するデザイン言語で、新型バレーノがこのデザイン言語を採用した最初のモデルになる。
エクステリアでは、大胆なショルダーとシャープなキャラクターラインにより、ダイナミックなスタンスを表現。バレーノの特徴であるリキッドフローも随所に取り入れ、路上での存在感を示す。



インテリアはドライバーにフォーカスしたラインと、スタイリッシュなアクセントで洗練された仕上がりに。各所に配したピアノブラックの装飾やダッシュボードのプレミアムメタリックグレーのアクセント、メーターのクロームリングなどが、インテリアの上質さとプレミアム感を演出する。
ヘッドアップディスプレイや360ビューカメラ 次世代型スズキコネクトなど採用


運転をサポートする機能では、カラーヘッドアップディスプレイを搭載。ドライバーは運転中の視線を大きく外すことなく、速度や燃費等の情報を確認できる。また、360ビューカメラには最新の接近物検知機能を搭載し、安全性を高めた。そのほか、ヒルホールドアシスト、リアパーキングセンサー、EBD付ABSなどを全グレードに標準装備としている。

インフォテインメントシステム

コネクティビティでは、9インチの高精細ディスプレイを備えたインフォテインメントシステムを用意。直感的に使用できるユーザーインターフェースやボイスアシスト機能を備える。また、次世代型スズキコネクトにも対応し、スマートフォン用アプリと連動してナビゲーションや、ドアロック、灯火類の消灯などといった遠隔操作も可能としている。
全6色のボディカラー展開 洗練性高めるオプションも充実

ボディカラーは、新色のネクサブルーのほか、4色を新たに設定し、全6色のバリエーションを用意。また、ELEGRANDEコレクション、NOVO-SPIRITコレクションという2つのアクセサリーパッケージをオプションに用意し、ドライバー好みのカスタマイズも可能としている。