車種別・最新情報
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.21
最新版・人気SUVトップ10【4】HONDA ヴェゼル
激戦カテゴリーの“勝ち組”勢揃い!!
グレード選びのポイント、ズバリ教えます!!
単なるブームに留まらず、今やクルマ選びの中心カテゴリーとも言えるSUVは、メーカー各社が新型を次々に投入する激戦区となっている。その中で競争に勝利した人気モデルをまとめて10台、グレード選びに着目しつつ紹介する。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

シャシー&エンジンはフィット系。走りも機能も高い汎用性を誇る

HONDA ヴェゼル
●車両本体価格:227万9200〜329万8900円
●発表年月(最新改良):’21年4月(未実施)
【パワートレーン】
■1.5ℓ直4・FF/4WD
■1.5ℓ直4HV・FF/4WD
SUV部門【人気 第5位】
■月販平均 5194台
■年間販売台数 4万1553台
ホンダの通例にもれず
先進安全運転支援を標準装備
フィットをベースに発展したSUVあるいは実用面でのフィットの上位モデルと考えていい。クーペのイメージを強くした先代に対して現行型はルーフの絞り込みを抑えてサイドウインドウ開口も大きく取り、キャビンボリュームを大きく見せるスタイルとした。室内高にゆとりを持たせたSUVパッケージングに加えてフィット譲りの多彩な積載性などファミリー&レジャーにも有用なキャビンユーティリティを実現している。
搭載パワートレーンは1.5ℓのガソリンとシリーズ式ハイブリッドをベースに巡航用直動機構を備えたe:HEVを用意。ツーリング&レジャー用途に対してガソリン車は余力に欠いているが、e:HEV車は高速長距離も含めて汎用性の高い性能を備えている。
両パワートレーン共に4WDシステムは電子制御カップリングによる機械式を採用。同クラスの4WDハイブリッド車では比較的後輪駆動容量が大きく、ハードな用途向けではないが、悪路走行を配慮した制御も採用されている。
全車速型ACCや走行ライン制御型LKAを含むホンダセンシングを全車に標準採用。BSMが上級グレードに限定されるが安全&運転支援も充実している。


グレード選び指南
装備充実の「プレイ」は4WDが選べない
売り物装備のひとつパノラマルーフを装備するプレイがレジャー用途では魅力的だが、販売戦略面からかFF限定。ファミリー&レジャー向けの実用装備中心ならベーシックのGでも悪くないが、ガソリン車に限定されるので長駆レジャーや悪路走行にはちょっと力不足。Gと同等装備を備えるe:HEV車のXを基準に選択肢を拡げるのが賢明だ。
【おすすめグレード】
e:HEV X(4WD) ●287万8700円