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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.26
BMW 改良新型8シリーズ3車種 欧州発表 フロントデザイン刷新

BMWは現地時間の1月26日、改良新型となる8シリーズ3車種(グランクーペ、クーペ、コンバーチブル)を発表した。
内外装デザインを変更 Mスポーツ・パッケージも設定

BMW 8シリーズは磨き上げられた美しさと、鍛え抜かれた走行性能を誇る、BMWクーペの最上位モデル。今回の改良では、エクステリア、インテリア共にデザインの変更が加えられ、コネクティビティも進化が図られた。ボディタイプは、ブランドの伝統を受け継ぐボディシェイプが印象的なクーペ、クラシカルなテキスタイル・ソフトトップを備えるコンバーチブル(日本におけるカブリオレに相当)、ダイナミックな走行性能と快適な居住性を兼ね備えたグランクーペの3車種を用意。各ボディタイプとも上位モデルとなるMスポーツ・パッケージのM850i xDrive(4.4リッター、390kW/530psのV8エンジン搭載)を筆頭に、840i xDrive(3.0リッター、245 kW/333 hpの直列6気筒ガソリンエンジン搭載)、マイルドハイブリッドの840d xDrive(3.0リッター、250 kW/340 hpの直列6気筒ディーゼルエンジン搭載)というラインアップを揃える。
光るキドニーグリルが印象的なフロントデザイン

エクステリアでは、フロントデザインに大幅な変更が施された。フロントバンパーのエアインテークは、水平基調に変更。そしてBMWのアイコンとなっているキドニーグリルは、U字型のバーで構成するデザインに。さらに、ドアの開閉に合わせて点灯するライトがアクセントに加えられている。
そのほか、可変配光LEDヘッドライト、アダプティブ・コーナリングライト、防眩ハイビームアシストBMWセレクティブ・ビームを標準装備する。

M850i xDriveの3車種には、今回が初採用となるMエクステリア・ミラーをはじめ、Mスポーツ・ブレーキ・システム、Mスポーツ・ディファレンシャル、20インチMライト・アロイ・ホイールなどが標準装備となる。
ラグジュアリー感を演出する内装

内装は、ドライバー志向のダイナミックなパフォーマンスと、高級感のあるエレガンスを独自のバランスで融合させたデザインに仕立てられ、ダッシュボードとドアシルをスタイリッシュに照らすアンビエントライトがアクセントに加えられた。
全モデルで標準装備となるMレザー・ステアリングホイールは、マルチファンクションボタンとシフトパドルを備えて機能的な仕様に。M850i xDriveの3車種では、モデル専用のセンタースポークデザインとBMW M社のシンボルカラーを取り入れたステッチを加えた。
そのほか、4ゾーンオートマチックエアコンディショナー(リア用温度・風量個別調整機能付)を標準装備とし、さらにランバーサポートなどを備えたマルチファンクションシートも採用する。
コネクティビティにおいては、BMWライブ・コックピット・プロフェッショナルを全車標準装備。オンライン・ナビゲーション・システムBMW Maps、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスト、BMWヘッドアップディスプレイ、スマートフォン連携、マルチメディアシステムなどの機能を利用可能とし、これらを操作するコントロールディスプレイが、従来の10.25インチから12.3インチへ拡大されたこともトピックとなっている。


アーティストのジェフ・クーンズ氏とコラボした限定車は2月公開

また、アメリカのトップアーティスト、ジェフ・クーンズ氏がデザインしたBMW 850i xDrive グランクーペの限定モデル「THE 8 X JEFF KOONS」を2022年2月に公開することも併せて明らかにされた。
ジェフ・クーンズ氏は、2010年にル・マン24時間レースに参加したBMW M3 GT2アート・カーをデザインするなど、10年以上にわたるパートナーシップを継続。今回の限定モデルは11色のマルチレイヤー仕上げにより、表情豊かな外観を実現。内装も最高級レザーをあしらい、BMW M社のシンボルカラーで染められたものになるとしている。