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更新日:2021.11.05 / 掲載日:2021.11.05
アキュラ 新型「MDX タイプS」発表 米国で12月に販売開始

アキュラは現地時間の11月5日、米国向けフラッグシップSUVの「MDX タイプS」を発表、12月より販売開始する。アキュラブランドとして「タイプS」を冠するモデルはTLX タイプS、NSX タイプSに続く3番目のモデルで、同ブランドのSUVとして初めて「タイプS」を冠する。価格は6万ドル台後半の設定になるとしている。
アキュラブランドのSUVで最もパワフルなハイパフォーマンスモデル

MDX タイプSは、最高出力355psを発揮する新開発のV6ターボエンジンを搭載。さらに高剛性モデル専用プラットフォームを採用、優れた乗り心地とハンドリングを実現するエアサスペンションやブレンボ製ブレーキ、マッサージ機能を備えたフロントシート、最新のオーディオシステムなどを揃え、ブランドのSUVとして最もパワフルかつラグジュアリーなハイパフォーマンスモデルとなった。
タイプS専用装備を揃えたデザイン
専用タイプSバッジ ヘッドライト ブレンボ製ブレーキキャリパー
外装には、個性と機能性を兼ね備えた多くの専用パーツを揃える。専用フロントスプリッターやダイヤモンドペンタゴングリルなどは存在感のあるフロントフェイスを作り出すだけでなく、エンジンの冷却効果も計算されたものに。グリル横にもサイドベントを備え、冷却効果をより高めている。また、リアにはディフューザーと大型の4本出しマフラーを設置する。ボディカラーはTLX タイプSにも採用された、専用のタイガーアイパールが用意された。
ホイールは、シャークグレー塗装を施した、専用の21インチアルミホイールを用意。上級グレードのアドバンスパッケージはベルリナブラックの切削加工が施される。
エンジンもタイプS専用に

エンジンもタイプS専用となっており、新開発のDOHC 3.0リッターV6ターボエンジンを搭載、最高出力355ps、最大トルク354lb.ftを発揮する。これに、新エンジンの追加トルクに合わせて再設計された10速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、より強く、より素早いシフトアップを実現する。また、トルクベクタリング機能付きスーパーハンドリングオールホイールドライブを標準装備し、エンジンのトルクの最大70%をリアアクスルに送り、そのトルクの100%を左右のリアホイールに分配することが可能となっている。
アキュラ車では初採用となるエアサスペンションシステムを採用しており、シャシーをパフォーマンスチューン。さらに、センサーの情報をもとに減衰力を連続的に調整するアダプティブ・ダンパー・システムも搭載する。
クラフトマンシップが作り上げた内装
ソフトタッチミラノレザーシート True Touchpad Interface 12.3インチのウルトラワイドHDセンターディスプレイ マッサージ機能使用時
内装では、レッド、エボニー、新色ライトオーキッドの3色のソフトタッチミラノレザーシートに、プレミアムブラックウルトラスエードのインサートがアクセントとしてあしらわれる。また、専用装備としてレーシングスタイルのフラットボトムステアリングホイール(Type Sバッジ付)、ダッシュボード/ドア/インストルメントパネル下部に施されたコントラストステッチ、メタルスポーツペダルなどを採用している。さらに、12.3インチのAcura Precision Cockpitオールデジタルインストルメントディスプレイ、12.3インチのウルトラワイドHDセンターディスプレイ、True Touchpad Interfaceのセットを標準装備としている。
上級グレードのアドバンスパッケージには、前列と中列のシートに曲線状の特殊なキルティングパターンを施したミラノレザーを採用したほか、アズライトブルーのレザーを専用に用意。さらに、アキュラ初採用となるマッサージ機能付きフロントシートや、クラス最高のオーディオ体験を実現する25スピーカーの新プレミアムオーディオシステム「ELS STUDIO 3D Signature Edition」を搭載している。
先進の安全支援技術「アキュラ・ウォッチ」を採用

安全装備については、ほかのMDX同様に先進の安全運転支援技術「アキュラ・ウォッチ」を採用。最新のロード・ディパーチャー・ミティゲーション(RDM)に加え、トラフィック・ジャム・アシスト(TJA)、ドライバー・アテンション・モニター、歩行者検知・自律緊急ブレーキ(Pedestrian AEB)、交通標識認識(TSR)などの新技術が採用されている。