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更新日:2022.03.25 / 掲載日:2021.10.21
【SUBARU注目モデルレビュー3】スバルXV
レガシィ アウトバックやWRXといったニューカマーが続くスバル。ここではOEM車とBRZ以外の全車がSGP(スバルグローバルプラットフォーム)を採用する、現行スバルの主要ラインナップを一気に振り返ってみよう。
●文:川島茂夫
この記事の目次
SUBARU スバルXV
悪路対応力を確保しつつ
日常シーンの扱い易さも光る
主要諸元(2.0e-L アイサイト スマートエディション/オプションを含まず) ●全長×全幅×全高:4485×1800×1550㎜ ●ホイールベース:2670㎜ ●最低地上高:200㎜ ●車両重量:1530㎏ ●駆動方式:4WD ●パワートレーン:1995㏄水平対向4気筒DOHC直噴(145PS/19.2㎏・m)+モーター(13.6PS/6.6㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード燃費:15.0㎞/ℓ ●最小回転半径:5.4m ●タイヤサイズ:225/60R17
【レビュー】
プレミアムコンパクト的な
クロスオーバーSUV
インプレッサをベースに開発されたSUV。先代はドレスアップ仕様の感もあったが、現行は悪路踏破性にこだわった設計であり、200㎜の最低地上高を得るとともにサス周りを専用設計としている。ベーシックグレード以外の4WDシステムには路面状況別に駆動力制御を選択できる2モード型X-MODEを採用。外観の印象以上に悪路に強いモデルだ。
アイサイトは全車速ACC及びツーリングアシストを含むコアテクノロジーが全車標準装備。ベーシックグレード以外はBSMを含むセイフティプラスもOPで用意されている。
キャビンスペースはインプレッサと共通。SUVとしては低全高であり、室内高も低め。当然キャビンユーティリティはプレミアムコンパクト相応となり、アウトドア用品満載の用途には厳しい。また、高いアイポイントの運転視界を求めてSUVを選ぶユーザーにも不向きだ。その半面、車両感覚がつかみやすく、車体周辺死角も少ない。タウンユースで扱いやすく、SUVに不慣れなドライバーでも馴染みやすく、座面地上高が低いので小柄な人でも乗降しやすい。タウンユースの機会が多いユーザーにはウェルバランスだ。
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