車種別・最新情報
更新日:2021.09.23 / 掲載日:2021.09.23
ケータハム 「SEVEN170」販売開始

ケータハムカーズ・ジャパンは2021年9月23日、軽自動車規格のスポーツカーの新型「SEVEN170」を発表、同日19時より全国の正規販売代理店にて販売を開始した。
同モデルはケータハム史上最軽量の量産車で、ロード志向の「SEVEN170 S」とサーキット志向の「SEVEN170 R」の2モデルが用意される。
車両本体価格はSが5,390,000円、Rは5,610,000円(ともに消費税10%込)。
ケータハム史上最軽量の440kg 歴代セブンにおいても最小サイズ
SEVEN170は日本の軽自動車の規格に準拠したモデルで、2014年12月に発売された「SEVEN160」の後継モデル。
初期セブンのパイオニア精神を忠実に守り「簡素化と軽量化」を実現すべく開発された、SEVEN170の車両重量は440kgで同ブランド史上最軽量となっており、さらに全幅も1470mmで原稿販売モデルより105mm狭く、最小の“セブン”となった。
パワートレインはスズキ製の660cc ターボチャージャー付きエンジンを搭載、最高出力62.6kW(85ps)のパワーと最大トルク116Nm(11.8kgf/m)を発生し、パワーウエイトレシオは193ps/tに。
これに155/65R14 のタイヤとライブリアアクスルサスペンションが組み合わされる。
0-100km加速は6.9秒で達成、最高速度は160km超というスペックを持つ一方で、ULEZ(Ultra Low Emission Zone、超低排出ゾーン規制)とユーロ6の両方に適合し、“ケータハムモデル史上最も環境にやさしいモデル”をうたう。
趣向の異なる2モデルを設定 選ぶ楽しさ加わる
SEVEN170は、前モデルのSEVEN160にはなかった新デザインのアロイホイール/リアLEDライト/新ストライプデザインなどの装備を追加、ロード志向の “S” とサーキット志向の “R” の2つのモデルから選択可能となっている。
170 Sはよりロード志向のドライバー向けに、5 速ギアボックス、ロードサスペンションパック、14 インチ Juno シルバーアロイ & ポリッシュドリップ + Avon ZT7 タイヤ、フルウインドスクリーン・ソフトトップ&ドア(エアロスクリーンは付属しない)、ブラックレザーシート、Momo ステアリングホイールを標準装備。
そして今回新たに追加された170 Rは、5 速ギアボックス、スポーツサスペンションパック、14 インチ Juno ブラックアロイ & ポリッシュドリップ + Avon ZT7 タイヤ、コンポジットレースシート、4 点式レースハーネス(⾞載)、LSD、Momo ステアリングホイール、カーボンダッシュボードなどサーキット志向にふさわしい装備を標準装備として取り揃えた。
ケータハムカーズのCEOを務めるグラハム・マクドナルド氏はSEVEN 170について、「SEVEN 170は、アクセスしやすく、シンプルで、軽量のスポーツカーを提供するというケータハムブランドの評判を本当に高めています。前モデルのSEVEN 160の人気を考えると、SEVEN 170がお客様に提供する可能性に本当に興奮しています。SEVEN 160の優れた点はそのパフォーマンスと競争⼒のある価格となりますが、SEVEN 170にはさらに多くの選択肢を追加しました。以前のSEVEN 160で選択できなかった170 Rを含めることで、新旧両方のお客様に非常に喜ばれる仕様になったと確信しています」と語り、新型車に大きな期待を寄せている。
主要諸元&価格一覧
SEVEN170 主要諸元(数値はイギリス本国発表、2021年9月23日現在の数値)
全長×全幅×全高:3,100×1,470×1,090 mm
ホイールベース:2,225mm
トレッド 前/後:1,220/1,301mm
最低地上高:100mm
車両重量(乾燥重量):440kg
エンジン:Suzuki 3cyl. Turbo
排気量:658cc
燃料タンク容量:36L
最高出力:62.6kW (85ps)/6,500 rpm
最大トルク:116Nm (11.8kgf/m)/4,000 – 4,500 rpm
最高速度:168km/h
0-100km/h加速:6.9秒
トランスミッション:5速MT
サスペンション前/後:ダブルウィッシュボーン/マルチリンクライブアクスル
ブレーキ前/後:ソリッドディスク/ドラムブレーキ
タイヤサイズ(標準仕様)前後:155/65 R14
ホイールサイズ(標準仕様)前後:4.5J x 14
価格一覧(消費税10%込)
SEVEN170 S:5,390,000円
SEVEN170 R:5,610,000円