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更新日:2021.06.02 / 掲載日:2021.06.02
ジープ コンパスをマイナーチェンジ デザイン刷新し、運転支援システム&快適装備を充実

ジープ コンパス
FCAジャパンは6月2日、ジープのコンパクトSUV「コンパス」に、内外装のデザイン変更並びに安全・快適装備の充実などの改良を施し、2021年6月26日(土)より全国のジープ正規ディーラーにて販売すると発表した。
メーカー希望小売価格(消費税含む)は、346万円から。
ジープ・コンパスは2012年、コンパクトSUVの人気の急騰に先駆けて誕生。
ジープ伝統の高いオフロード性能と、都市部にも溶け込むスタイリッシュなデザインにより、クロスオーバーSUVとして独自のポジションを築いた。
2017年には2代目となり、SUVとしての機能や快適性、安全性を向上。
そして今回のマイナーチェンジでは、定評ある走破性はそのままに内外装を刷新。
特に内装はデザインを全面的に見直され、さらにインフォテインメントシステムや安全機能を大幅にバージョンアップさせた。
ラインアップは従来同様、「Sport(スポーツ)」、「Longitude(ロンジチュード)」、「Limited(リミテッド)」の3グレードが設定される。
ヘッドライトをフルLED化し、精悍さを高めたエクステリア

ジープ コンパス フルLEDヘッドライトを標準装備に
エクステリアは、フロントとリアを中心にデザインを刷新。
ジープのアイコンとなっているセブンスロットグリルの下に、車幅一杯に広がる直線的な開口部が設けられた。
ヘッドライトは、従来のキセノン式に比べて約2倍の明るさを誇るフルLEDヘッドライトを全車に標準装備。
また、ヘッドライトにはデイタイムランニングライトが内蔵され、被視認性を高めると共に、精悍な佇まいを演出する。
リアについても、フロント同様にLEDライトを採用、リアコンビネーションランプやバンパーガーニッシュの意匠を見直し、フロントに共通する特徴が与えられた。
大胆な刷新が行われたインテリア。上質さと先進的な機能性を兼ね備えた車内空間に生まれ変わる

ジープ コンパス インテリアは「ボルスター」と名付けられた横一直線のエリアが特徴的
今回のマイナーチェンジで最も注力されたのが、インテリアの刷新。
デザインに当たっては、使いやすさや機能性、快適性、洗練性を追求し、従来とは全く異なるユーザー・エクスペリエンスの創出が目指されたという。
視界はドライバーにも同乗者にも等しく開放感や上質な居心地が感じ取れる、横方向にシームレスなデザインを採用。
ダッシュボードのの曲面にクロームのアクセントを施すことで、視覚的なワイド感も演出している。
ダッシュボード中央のセンターディスプレイには、第5世代の「Uconnect 5」を搭載した10.1インチ(スポーツでは8.4インチ)の大型タッチスクリーンを採用し、優れた視認性と直感的な操作性を実現。
さらに最新のプロセッサを採用したことで処理速度が大幅に向上、Apple CarPlayならびにAndroid Autoをより快適に使用できるようになった。
そしてメータークラスターは、フルカラー10.25インチマルチビューディスプレイ(スポーツでは7インチ)を採用。
ドライバーは24以上のコンテンツ・スクリーンを操り、運転に関連する様々な情報を手早く確認できるようになった。
センターコンソールも新設計が採用、コンソールを高めの位置に設定して収納容量を2倍以上に増やし、使い勝手を向上させている。
最新の運転支援システムを採用し安全性を向上
今回のマイナーチェンジでは、安全・快適機能も最新のシステムへアップデート。
新装備として、前面衝突警報、歩行者・サイクリスト検知機能付衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニター、従来の車線逸脱警報に加え、死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正する、ジープ初のアクティブ・レーン・マネジメントシステムが全グレードに標準設定された。
「スポーツ」については、オートヘッドライトやリアディープティンテッドガラス、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、Parkview リアバックアップカメラが標準装備となり、安全・快適機能を底上げ。
従来モデルとの価格差は10万円に抑えられた。
「ロンジチュード」と「リミテッド」には、フロント・カメラが道路標識を読み取り、必要に応じてドライバーに通告するトラフィックサイン・レコグニション、自動的に法定速度を認知し走行速度を制御するインテリジェント・スピード・アシスト、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持するオートブレーキホールドが装備される。
「リミテッド」にはさらに、車両の周囲の状況を車内のタッチスクリーンに映し出すサラウンドビューカメラや、ドライバーの注意力低下や無反応を検知して警報を発するドライバー・アテンション・アラートも搭載。
加えて、ジープブランドでは初搭載となるヒーテッドステアリングホイールやハンズフリーパワーリフトゲート、ヒルディセントコントロールも備わり、快適性や機能性が向上した。
今回のマイナーチェンジ発表に際し、ポンタス・ヘグストロム FCAジャパン代表取締役社長兼CEOは「コンパスは、クルマ離れと言われる若い世代のアクティブファミリーに人気があり、購買者の平均年齢は42歳、同等のSUV購買層の平均年齢と比べると9歳も若いのです。この世代は、このコロナ禍で、安心安全に自然の中に遊びに行くことができる交通手段を最も必要としている世代です。ジープは仕事にも遊びにも同じくらい真剣な、アクティブな若い世代にも手が届く価格帯を実現しました。これにより、さらに若い方がジープファミリーに入ってきてくださることを願っています」とコメントした。
カラーラインアップ
価格一覧(税込)
モデル | エンジン | 駆動方式 | 価格(税込) |
Sport | 2.4L 直列4気筒 | FF | ¥3,460,000 |
Longitude | ¥3,850,000 | ||
Limited | 4WD | ¥4,350,000 |
ジープ コンパスの詳細については、https://www.jeep-japan.com/compass.html を参照