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更新日:2021.04.16 / 掲載日:2021.04.16

ベントレー 新型「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」発表、受注もスタート

ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル

ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル

 ベントレーは現地時間の4月13日、オープントップ最高峰のグランドツアラーとなる新型「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」を発表した。

最高速335km/h、コンチネンタルシリーズの頂点に立つ走行性能

ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル

ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル


 第三世代となるコンチネンタルGTスピードコンバーチブルは、ベントレーの代名詞ともいえる6.0リッターW12 TSIエンジンの改良版を搭載。最高出力が659PS、最大トルク900Nmを発揮し、0-100km/h加速3.7秒、最高速335km/hという圧倒的な加速性能が大きな魅力に。先月発表されたクーペモデルのコンチネンタルGTスピードと並び、コンチネンタルシリーズの頂点に位置するモデルとしている。
 エンジンとトランスミッションはこのクルマのパワーを活かすべく入念に調整され、その特性が最も顕著に現れる「スポーツ」モードでは、シフトアップのタイミングを遅らせ、シフトダウンを早めることにより、W12ツインターボチャージャーがパワーバンドに長く留まるようチューニング。結果、ドライバーの操作に対し、クルマがより機敏に反応する。8速デュアルクラッチトランスミッションが通常の2倍の速さで変速し、始動時とシフトダウン時のエキゾースト特性も強化された。

 シャシーについては最先端の技術を取り入れたことで、制御性と正確性が格段に向上。具体的には、「ベントレー」モードと「コンフォート」モードでは前後ホイールのグリップバランスを調整し、「スポーツ」モードでは、どのような走行シーンでもトルクがリア寄りに配分されるようにキャリブレーションの見直しを図ったという。新たなシステムによってコーナリングダイナミクスが向上、確実なグリップが得られ、コーナーを抜ける際には安定した車両姿勢で優れた加速性能が発揮される。

 また、オプションとして導入されるカーボンセラミックブレーキは、耐フェード性に優れ、高速ブレーキ時でも強力な制動力を発揮する。さらにアクティブAWDも搭載され、すべてのドライブモードでトラクション制御とトルク配分が見直され、スタンダードモデルのコンチネンタルGTコンバーチブルとは明らかに異なるキャラクターとなった。

ワンタッチでラグジュアリーなクーペからオープントップのグランドツアラーに変身、独創的なディテールのエクステリア

  • ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル ルーフオープン時

    ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル ルーフオープン時

  • ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル ルーフクローズ時

    ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル ルーフクローズ時

 新型コンチネンタルGTスピードコンバーチブルのエクステリアデザインは、独創的なディテールがその凜々しさを引き立てたものとなった。専用に仕立てられたルーフは、50km/h以下で走行中であれば、わずか19秒で開閉可能。ボタンをワンタッチすればZ型に折りたたまれ、ラグジュアリーなクーペからオープントップのグランドツアラーに変身する。密閉システムの改良と音響処理により、従来型と比較して一般的な巡航速度での騒音レベルが3デシベル低減、加えてルーフの遮音材と開閉機構の組み合わせを刷新し、室内静粛性も高められた。なお、ルーフカラーは全7色が用意され、英国伝統のツイードを現代的にアレンジした柄や、ブラック、ブルー、クラレット、グレーなどから選択できる。ルーフライナーの仕上げは「ニューレッド」や「マグノリア」など全8種類となっている。
 そのほか、ダークティントのラジエターグリルとバンパーロアグリル、スポーツタイプのドアシル、ダークティントのラジエターマトリクスを採用し、フロントフェンダーにはスピードバッジがあしらわれる。スピード専用22インチホイールもダークティントで統一されるが、ブライトシルバー仕上げまたはブラックグロス仕上げを選択することも可能だ。

ハンドクラフトされた極上のキャビン

ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル コックピット

ベントレー コンチネンタルGTスピードコンバーチブル コックピット


 インテリアも贅を尽くしたラグジュアリーかつ独創的な仕立てに。メインレザー15色、セカンダリーレザー11色から選択でき、ドライバーの個性を表現。レザーとアルカンターラで彩られたスピード専用カラースプリットにしっくりと馴染むアルカンターラのステアリングホイールや助手席側フェイシアのスピードバッジ。「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトとヘッドレストに施された「Speed」の刺繍が、コンチネンタルGTコンバーチブルの最強モデルであることを主張する。
 さらに、アルカンターラとレザーのモノトーンカラースプリットが無償オプションとして設定される。ウッドパネルの標準設定はPiano Black、無償オプションはCrown Cut、Dark Stain Burr Walnut、Dark Fiddleback Eucalyptus。オープンポアのウッドパネルにはDark Stain Burr Walnut、Crown Cut Walnut、Koaがある。
 スポーツペダルとスピード専用トレッドプレートを標準装備し、センターコンソールにはエンジンターン加工されたダークティントアルミニウムをオプション設定。スピード専用カラースプリットのレザーをアルカンターラに置き換えたり、スピードカラースペシフィケーションを選択することも可能だ。
 ネックウォーマーは温かさ、静かさともに先代より向上。ヒーターとベンチレーターが付いたコンフォートシートにネックウォーマーがシームレスに組み込まれ、電動ヘッドレストの周りに快適なエアフローをもたらす。ネックウォーマーのダクトに沿って取り付けられたクロームのセンターベーンはベントレー特有のブルズアイベントを思わせるデザインで、スタイリングのアクセントに。そのほか、ステアリングホイールヒーターやアームレストヒーターといった快適装備も充実している。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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