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更新日:2021.04.15 / 掲載日:2021.04.15
HONDA モデューロXという選択

ホンダの純正コンプリート、モデューロX。スポーティなデザインなどが魅力だが、パッと値段だけ見ると、もしかしたらお高く感じるかもしれない。内外装のモデューロX専用装備以外にも装備が充実し、リセールも良いので、実は賢い選択なのだ。今回は我らが「値引きの神様」とともに、その魅力をチェックしていこう。
今回はフリード モデューロXに注目!
フリード モデューロX ホンダセンシング・ガソリン車 6人乗り:295万200円・ガソリン車 7人乗り:297万2200円・ハイブリッド車 6人乗り:325万6000円・ハイブリッド車 7人乗り:327万8000円※9インチプレミアムインターナビ装着車は23万5400円高。
スペシャルなエアロデザインは「実効空力デバイス」なのだ



LEDフォグライトにフロントビームライト、15インチアルミホイールはモデューロX専用のもの。リヤエンブレムも特別装備。LEDヘッドライトはベース車だとメーカーオプションだが、モデューロXは標準装備。
スポーティに引き締まったプロポーション。フィンやスロープなども採用しており、実際に「風を味方にする」デバイスなのだ。リフトバランスを最適化し、操安性や旋回性を向上。
モデューロXとベースモデルの主な便利・快適装備比較
ベース
モデューロX

見た目以外の装備も充実。より身近になる「裏技」も!?
ホンダアクセスのモデューロXは、専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着するコンプリートカーブランド。スポーティかつプレミアムさを感じさせるデザインはもちろん特徴なのだが、魅力はそれだけではない。今回はフリードを例に取り、詳しく見ていこう。 まずそのエアロデザイン。実際の走りに寄与する、効果のあるエアロデバイスとなっている。専用の足回りを装着していることもあり、通常グレードよりも走りはレベルアップ。また本原稿の上の方に用意した表に詳しいが、利便・快適系の装備も充実。カーナビから実にフロアマットに至るまで、標準装備されているのだ。 ベースグレードより高くなっていることも確かだが、その中身には、値段以上と言っても過言ではない価値が詰まっている。「クルマ好き」の心をくすぐるモデルに仕上がっているのだ。 また後述の松本氏のコメントにもある通り、「残クレ」という買い方も選択のひとつ。エアロやナビといったアイテムをディーラーオプションで追加していくと「残価」にはカウントされない。しかしモデューロXは各装備が全て車両本体価格に乗っているので、全てが残価の対象となる。ディーラーオプションで内外装をあれこれカスタムしていくと、残クレでの比較では月々の支払額の差はほとんど変わらなくなる場合も。カスタムの予定がある人にも、おすすめのモデルなのだ。残価率が高いので、次の新車に乗り替えるときにも有利だし、メーカー純正カスタムのため、リセールが強く中古車として売っても有利。本当に検討して欲しい、新車購入の選択肢なのだ。
値引きの神様 松本隆一:購入のポイント
リセールに強いのはもちろん装備が「残価」に乗るので、残クレとの相性もいい!

結論からいこう。今、注目の「残価クレジット」とモデューロXはとても相性がいい。とくに「モデューロXに憧れている! でも、高いから……」と、ためらっているユーザーには“残クレ”の利用を強くお勧めしたい。 実際「モデューロXって高いよね」というイメージをもっている人もいるかもしれないが、個々にオプションを指定してカスタマイズする場合と、エアロや足回りだけでなく、フロアマットまでセットされているモデューロXを比較した場合、割安感があるのは後者だ。しかも“モデューロX”というブランド価値が加わって、リセール(下取り)が強くなることは間違いない。 残クレを組む場合の残価にもそれがしっかり反映されるため、月々の支払い額を引き下げる効果が得られるわけだ。
ナビやフロアマットなど必要なアイテムがすべて標準装備されている
インターナビでなく、9インチのプレミアム インターナビを装着することも可能(23万5400円高)。 オープニングは専用画面となる。

9インチ プレミアム インターナビ装着車にはドライブレコーダー(フロント用)もセット。
プレミアムタイプのフロアカーペットマットを標準装備。モデューロXのアルミ製エンブレム付きだ。
C&Sパッケージ相当の装備も
本革巻ステアリングやプラズマクラスター付きフルオートエアコン、ロールサンシェードやシートバックアッパーポケットも標準装備。
シート表皮は上質感のあるもの
専用のコンビシート(ブラック)となるモデューロX。プライムスムース×スエード調で手触りも良い。
専用サスペンションで実際の走りもレベルアップ
モデューロXは専用のサスペンションを装着。純正なので、スポーティさと快適さのバランスはバッチリ。1.5Lのガソリン車とハイブリッド車(i-DCD)があり試乗車は前者。
HONDAステップワゴン モデューロXもお得!!

ステップワゴン モデューロX ホンダセンシングにも注目
ステップワゴン モデューロX ホンダセンシング・ガソリン車 7人乗り: 359 万9200円・ハイブリッド車 7人乗り: 409万4200円※10インチプレミアムインターナビ装着車は35万5300円高。
正面からの風を車体下中央へ導くなど、こちらも実際に効果のあるエアロを採用。1BOXミドルミニバンでも安定した走りを楽しめる。アルミホイールはガソリン車は17インチ、ハイブリッド車は16インチを履く。
※写真は一部改良前のもの。最新型のハイブリッド車はリヤに「e:HEV」エンブレムが付く。
専用サスはガソリン車の場合約15mm、最低地上高が低くなる設定だ。

こちらは10インチのプレミアム インターナビ装着車も設定している。超大画面で見やすさも◎。
質感の良い専用ブラック コンビシートを装着。インパネミドルパッドは専用のものに。
1BOXミドルミニバンもモデューロXを設定!
フリードより一回り大きい、ミドルミニバンにもモデューロXは設定されている。ベースとなるのはスパーダ ホンダセンシング。サイド&カーテンエアバッグが標準となるほか、本革巻ステアリングがディンプルレザー&スムースレザー/ピアノブラック調となるなど、専用装備を多数装着。ナビやフロアマット装備などでお得感は抜群。
値引きの神様 松本隆一:攻め方
モデューロXはモデューロXを持って制する!

攻略の秘訣は“モデューロXはモデューロXをもって制する”に徹すること。ホンダの販売店は各地に「経営資本の異なる店」があるため“同士討ち”が可能。見分け方は店名をチェックして「ホンダカーズ〇〇(地名が多い)」の○○が一文字でも違えば“別会社”だ。すなわち「競合させることができる」わけ。
秘訣は最初の商談でセールスマンとの相性やノリを見極めて、買いたい店の順位をつける。2回目の商談では「買いたい店を後回し」にすること。要するに、本命のセールスマンにホンダ同士の競合をズバリと伝えて勝負を賭ける作戦だ。
フリード、ステップワゴンとも、マイナーチェンジや一部改良により、クルマとしての熟成度も高まってる。お得に手に入れられる、まさに「買い時は今」だ!
●文:編集部