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更新日:2021.02.24 / 掲載日:2021.02.23
【新型&定番大攻略】RENAULT ルーテシア

【新型】2020・11デビュー
小粒でもキラリ光る、走りの実力!国産ライバルともガチ勝負
実用コンパクトの資質十分!キャビンの広さも申し分なし
ノートとはプラットフォームを共用する関係になるが、プラットフォーム開発はルノーが主となるので、ルーテシアが母型となる。ノートほどではないがスモール2BOX車では後席居住性を配慮した設計も共通している。
スペックで印象的なのはパワートレーン。このクラスとしてはかなりの高性能な1.3Lターボ(131PS/24.5kg・m)を採用。流石の俊足振りだが、ハードスポーツのような猛々しさはなく、低負荷域の扱いも従順。高速コーナリングでの落ち着きと素直な操縦感覚が印象的だ。硬めながら微小ストローク域から滑らかにストロークし、洗練感のある乗り心地で、小さくとも走りは上級ツアラーを思わせるゆとりがある。
ライン制御型LKAは最上級仕様に限定されているが、全車速型ACCは全車に標準装着され、同クラスの国産車と比較しても同等以上の安全&運転支援機能を備える。スポーティ&ツーリング性能にこだわるユーザーを惹きつける内容が揃っているのだ。
RENAULT ルーテシア


●価格:236万9000~276万9000円

すっきりとまとめられたインパネはカジュアルで色使いもおしゃれ。
視認性に優れるデジタルメーターを採用。エコ、スポーツ、マイセンスと3つのドライブモードが設定されており、マイセンスでは自分の好みに合わせてパワートレーンやパワーステアリング、メーターディスプレイをカスタマイズできる。アンビエントライトのカラーも8色。気分やシチュエーションに合わせて選べるのも遊びゴコロがあっていい。
欧州車らしく身体にジャストフィットする居心地の良いシートが印象的。後席もこのクラスにしては十分な広さが確保されている。

1.3Lターボの素性の良さに加え、7速DCTの賢い変速制御のおかげもあって、低速域から余力たっぷりのトルク感が印象的。
後席格納は6:4分可倒タイプ。ラゲッジ内の出っ張りも少なく実用性に優れている。
【攻略のツボ】 どのグレードを選んでもとってもリーズナブル
魅力的な価格設定。ズバリ、国産勢がメインライバルだ
ディスプレイオーディオにナビ拡張機能がなく、スマホのミラーリング対応あるいはディーラーOP専用ナビになるのが難点だが、装備揃えの価格はスモール2BOXのハイブリッド車と同等。WLTC総合モード燃費は17.0km/Lなので及ぶべくもないが、逆に動力性能では圧倒。内装の質感の高さやプレミアムの演出の上手さも一枚上手。走りの質感やゆとり、ファン・トゥ・ドライブでコスパも気にするユーザーには、国産同級車よりも魅力的だ。