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更新日:2020.11.04 / 掲載日:2020.10.23

BMW、「4シリーズ クーペ」をフルモデルチェンジして発売

この記事の目次

ビー・エム・ダブリューは10月16日、「新型 BMW 4 シリーズ クーペ」をフルモデルチェンジし発売した。4シリーズは3シリーズの派生モデルとして2013年にデビュー。2世代目となる新型はスポーティでエレガントなデザインに磨きをかけ、スポーティかつダイナミックな運動性能を実現している。また、先に新世代仕様となった3シリーズと同様に、スマホ連係機能や先進安全&運転支援装備を刷新している。

デザイン

新型BMW4シリーズのフロント・デザインの特徴は、大型化され存在感が強調されたキドニー・グリルだ。1930年代に一世を風靡したBMW328、1960年代に登場のBMW1600やBMW2002にも通ずる縦型デザインを採用し、3シリーズとは異なるキャラクターを際立たせている。

リア・デザインはBMW伝統のL字型リア・コンビネーション・ライトに立体的かつ有機的な曲線を与え、さらにライト周りをブラックアウト。他のクーペ・モデルである2シリーズ グラン クーペや8シリーズと同様に、BMWのクーペ・モデルらしい個性的なリア・ビューを表現している。

サイド・デザインもBMWの伝統を踏まえたもの。ショート・オーバーハング、長いボンネット、流れるようなルーフ・ライン、そしてロングホィールベースにより、室内の居住性を高めつつ、クーペらしい美しいプロポーションを獲得している。

エクステリア

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インテリア

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ドライビング・ダイナミクス

新型BMW 420iにはエンジンは2.0L直列4気筒 BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンが搭載される。最高出力は184PS(135kW) / 5,000rpm、最大トルクは300Nm / 1,350-4,000rpm、WLTCモードの燃料消費率は13.4km / Lとなっている。

サスペンション取り付け部やアンダー・フレームを強化した高剛性ボディを採用し、ロール剛性の強化、きれのあるハンドリングに加え、衝突時の安全性能も向上。3シリーズのスポーティな走りにさらに磨きをかけ、クーペ・モデルらしいダイナミックな走りを実現した。

また、ボンネットだけではなく、エンジン・キャリアや、エンジン・キャリア接続部にアルミニウム材を用いることで、ボディ剛性の強化と軽量化を両立している。

ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能

高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって、精度と正確性の高い最先端の運転支援システムを装備しており、3シリーズと「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が利用可能だ。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」は、高速道路(*1)での渋滞時、時速60km/hまでの範囲で、ステアリングから手を離して走行可能(*2)とすることにより、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム。絶えず前方に注意し、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にあることが利用条件となる
*1:高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路。
*2:SAEInternational(SocietyofAutomotiveEngineers)が定めるレベル2の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。

安全機能・運転支援システム

「ドライビング・アシスト・プラス」を標準装備。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能の標準装備によって、「セーフティー・サポートカー(サポカー)」として補助金対象モデルと認定されている。

さらに、標準装備のパーキング・アシスタントには、直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、同じルートをバックで正確に戻ることができるリバース・アシスト機能を搭載している。

BMWコネクテッド・ドライブ

車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、周囲の情報をITネットワークで繋ぐ総合テレマティクス・サービスを導入。このサービスは2013年に輸入車として初めて導入され、2018年には、操作性・利便性を高めた新たな機能を追加するとともに、新しいスマートフォン向けアプリ「BMW Connected(*)」を導入。車とユーザー、情報をシームレスdより快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとなっている。
*:iOSのみ対応。

BMW Intelligent Personal Assistant (インテリジェント・パーソナル・アシスタント)

音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となるBMW最新のAI技術活用機能。これまでよりも自然な言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする。また、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習してゆく。

ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けられるのも大きな特徴だ。例えば、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、「4シリーズ」といった言葉を任意に設定することができる。

icon M440i xDrive クーペ

Mパフォーマンスモデル「M440i xDrive クーペ」は、3.0L直6DOHCターボエンジン(最高出力387PS/最大トルク51.0kg・m)のパワートレーンに、ステップトロニック付き8速スポーツオートマチックトランスミッション(8速スポーツAT)、インテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」を組み合わせ、エクステリアは各エクステリアパーツ(キドニーグリル、エアインテーク、ドアミラーなど)、台形型デュアルエキゾーストテールパイプにセリウム グレーの専用アクセントなどを施して、スポーティさを高めた外観となっている。

icon 限定車「エディション エッジ」

新型4シリーズ クーペの発表を記念して限定車「エディション エッジ」を設定し、BMWオンラインストア(https://online-store.bmw.co.jp/)にて販売する。この限定車は、「420i クーペ Mスポーツ」「M440i xDrive クーペ」をベースに、BMW Individualハイグロスシャドウラインエクステンドコンテンツ、Mスポーツシート、Mシートベルトなどを採用している。ボディカラーは、「420i Mスポーツ エディション エッジ」がミネラル ホワイト、「M440i xDrive エディション エッジ」がBMW Individual ドラバイト グレーで、限定台数は「420i Mスポーツ エディション エッジ」が10台、「M440i xDrive エディション エッジ」が3台となっている。

主要諸元・ラインナップ・車両本体価格

【主要諸元】

420i クーペ Mスポーツ
●全長×全幅×全高(mm):4775×1850×1395●ホイールベース(mm):2850●車両重量(kg):1560●駆動方式:FR●パワートレーン(最高出力/最大トルク):1998cc直4DOHCターボエンジン(184PS/30.6kg・m)●トランスミッション:ステップトロニック付き8速スポーツオートマチックトランスミッション(8速スポーツAT)●WLTCモード燃費 (km/L):13.4●燃料タンク容量(L):59[プレミアム]●最小回転半径(m):5.3●ハンドル位置:右

M440i xDrive クーペ
●全長×全幅×全高(mm):4775×1850×1395●ホイールベース(mm):2850●車両重量(kg):1740●駆動方式:4WD●パワートレーン(最高出力/最大トルク):2997cc直6DOHCターボエンジン(387PS/51.0kg・m)●トランスミッション:ステップトロニック付き8速スポーツオートマチックトランスミッション(8速スポーツAT)●WLTCモード燃費 (km/L):11.2●燃料タンク容量(L):59[プレミアム]●最小回転半径(m):5.7●ハンドル位置:左/右

【ラインナップ・車両本体価格】

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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