メルセデス・ベンツ、Eクラス クーペ／カブリオレをマイナーチェンジ

メルセデス・ベンツ日本は10月5日、「Eクラス クーペ／カブリオレ」をマイナーチェンジし、同日から予約受け付けを開始した。納車時期は10月から順次を予定している。

今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインをシャープでダイナミックな印象に刷新し、メルセデス・ベンツの最新スポーティモデルに共通する、上下方向に薄く、わずかに切れ上がるヘッドライト、下部が広がる台形のラジエーターグリル（クローム仕上げのダイヤモンドグリル、メルセデス AMGモデルは縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエーターグリル）、下部左右に2本のフィンを配したフロントバンパーなどを採用した。

インテリアは、新世代ステアリングホイール（AMGスポーツステアリング、メルセデス AMGモデルはAMGパフォーマンスステアリング）を採用し、従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のステアリングホイールのハンズオフ検知機能に、タッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクがなくても、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識されるリムに静電容量式センサーを備えたパッドを新たに採用した。

メカニズムでは、クーペの「E 450 4マティック クーペ スポーツ」、カブリオレの「E 450 4マティック カブリオレ スポーツ」モデルに、電動スーパーチャージャーを備えた3.0L直6DOHC直噴ターボエンジン（最高出力367PS／最大トルク51.0kg・m）、ISG（インテグレーテッド スターター ジェネレーター）、48V電気システムを組み合わせたパワートレーンを搭載した。

装備面では、「ハイ、メルセデス！」の自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロール、AIによる学習機能などを備えた対話型インフォテインメントシステム「MBUX（メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス）」、車両の前面に広がる現実の景色をナビ画面の一部に映し出すAR機能を備えた「MBUX ARナビゲーション」を採用し、先進安全装備のアクティブブレーキアシストには、ドアを開く時に後方からの歩行者などを検知して知らせてくれる機能（エンジンを停止した場合、エンジンを停止してから3分間作動する）を新たに追加した。