BMW、MINI史上最速モデル「MINI ジョンクーパーワークス GP」を発表

エクステリア、歴代のGPモデルの遺伝子と卓越した運動性能をこれまで以上に強く、色濃く再現している。見る角度によってライトグレーからブルーバイオレットへと移り変わる専用開発したボディカラー「レーシンググレーメタリック」に、大型フロントエプロン、GPロゴ付きのラジエターグリル、エアスクープを配したボンネットを備えたフロントマスク、カーボンファイバー素材をハンドメイドで成型して、あえて繊維の編み込みが見えるデザインとしたホイールアーチカバー、車両正面からでも見える優れた空力性能を備えたGPロゴ付きの大型の専用リヤルーフスポイラー、下部中央に目に付くように配置したクラシックなステンレススチール製ダブルテールパイプ、軽量鍛造18インチアルミホイールなど、GPモデルらしいレーシーなスタイルとなっている。

インテリアは、専用デジタルメータークラスター、ダーク基調のインテリア、高品質なパーツのアクセントなど、スポーティ＆上質さを融合させたデザインとするとともに、先代モデルと同様にリヤシートを装着しないでフロントシートの後ろはクロスバーのみとして、レーシーな雰囲気を演出している。さらに、六角形の模様が刻まれた金属製のシフトパドル、ステアリングホイールのスポーク部、助手席まわりのインテリアトリムストリップなどは、3Dプリンターによって成型したパーツを採用したほか、トリムストリップにはシリアルナンバーを刻印している。

パワートレーンは、2.0L直4DOHCターボエンジン（最高出力306PS／最大トルク450N・m）に、8速スポーツオートマチックトランスミッション、トルセンLSD（機械式リミテッドスリップディファレンシャル）を組み合わせ、0-100km/h加速は5.2秒、最高速度は265km/hを実現する。

足回りは、「MINI ジョンクーパーワークス」より10mm下げた専用サスペンション、スポーツブレーキシステムを採用し、さらにエンジンマウント、ボディ構造、フロントからリヤアクスルに至るサスペンションシステム構造の再設計、ボディ剛性を高めたことで、サーキットでの高い走行性能を実現する。