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更新日:2018.11.28 / 掲載日:2018.11.28

ホンダ新型インサイトが2018年内に発売! 価格はシビック以上アコード未満!?

●文:山本シンヤ ●写真:奥隅圭之

ハイブリッド車としてさらに進化を遂げた新型インサイトが2018年内に発売となる。発売当時、燃費世界一を達成した初代、リーズナブルなハイブリッドカーとして人気の高かった2代目に続く、3代目について明らかになっている情報を紹介しよう。

icon Honda インサイト[モデルチェンジ]

主要諸元(インサイトLX)
●全長×全幅×全高(mm):4675×1820×1410
●パワートレーン:1.5LDOHC(109PS/13.7kg・m)+モーター(96kW/267N・m)
●タイヤサイズ:215/55R16インチ
●乗車定員:5名

インサイトの系譜

ハイブリッド専用車として開発された初代インサイトは1999年に発売され、当時量産ガソリン車として世界最高の低燃費35km/Lを実現した。2009年に登場した2代目は、軽量小型なハイブリッドシステムをコンパクトな5ナンバーサイズのボディに搭載し、リーズナブルな価格設定もあり、高い人気を集めた。その後2014年に販売が終了した。

  • 初代(1999年~2006年)

  • 2代目(2009年~2014年)

シビックをベースに上級車としての質感を追求

「インサイト」が4年ぶりに復活を遂げた。振り返ると1999年に登場の初代は「燃費ナンバーワン」、2009年に登場の2代目は「みんなのハイブリッド」と世代ごとにコンセプトは異なるが、その時代におけるハイブリッドの「価値」に合わせて進化してきた。
 そして、3代目となる新型の開発テーマは「クルマとしての本質的な魅力を追求」である。ハイブリッドカーが普及し、燃費や環境性能に優れるのは当たり前の世の中で、クルマとしての「原点」に戻った……と言うことだろう。ちなみにポジションニングはシビックとアコードの間に位置する。
 ルックスを見て解るようにベースはシビックセダンだが、フロント/リヤ、そしてホイールが専用デザインだ。スポーティな印象が強く、味濃いめなシビックに対し、インサイトは薄味ながらもエレガントな印象を受ける。
 インテリアは、リアルステッチソフトパッドやエレクトリックギヤセレクター採用の専用センターコンソール、大径2眼メーターなど専用アイテムにより、先進性とプレステージ性が引き上げられている。ナビゲーションもシビック/CR‐Vとは違い8インチ大画面ディスプレイ仕様だ。
 パワートレーンはホンダのスポーツハイブリッドシリーズの中でも評価の高い2モーター仕様の「i‐MMD」で、主要デバイスの更なる小型化や最大熱効率40・5%を誇る1・5Lアトキンソンサイクルエンジンと組み合わせている。基本システムはクラリティPHEVと同じだが、制御はインサイト専用に最適化。
 プラットフォームは軽量・高剛性・低重心・低慣性をコンセプトに開発されたシビック譲りのグローバルプラットフォームを採用。基本性能の高さはすでにシビックで証明済みだが走りの味つけはインサイト独自。スポーティなキャラクターのシビックに対して上級モデルにふさわしいプレステージ性を高めるセットのようだ。また、パワートレーン系ノイズやロードノイズ、振動の低減のために吸音材や遮音材をはじめとする様々なアイテムを採用することで上級車レベルの静粛性も実現。
 更に安全支援システムはミリ波レーダーと単眼カメラを用いて、衝突軽減ブレーキをはじめとする10の機能を備える「ホンダセンシング」を全車に標準装備する。
 気になる価格はシビック以上アコード未満と言われている。キャラクターや内容を考えると、実はシビックセダンより「本命」かもしれない。

ミドルセダンとして開発された新型インサイトは、フロントノーズからリヤエンドまで伸びやかなラインを持ち、流麗なシルエットを実現している。

高い質感と先進的な操作系を両立させたインパネデザイン。丁寧なステッチラインを施した、手造りのソフトパッドをあしらっている。

パワートレーンは2モーターハイブリッドシステム「SPORTHYBRIDi‐MMD」と1.5L DOHCi‐VTECエンジンを組み合わせている。

コンソールにはシフトレバーはなく、スマートな操作を可能とした、電子制御のギヤセレクターを採用している。

フロントデザインは、ワイドな印象を引き立てるクロームバーや刀身をイメージした日本仕様のフロントグリル、そしてインラインタイプのLEDヘッドライトが組み込まれる。

空力性能と立体感のあるデザインを両立したアルミホイール。タイヤサイズはLXが215/55R16インチ、EX/EXブラックスタイルが215/50R17インチ。

  • パワーユニットであるIPUを後席下に配置し、低全高ながら、大人4人がくつろげる広々としたキャビンを実現。

フラットなトランクルームは、バッテリー類を後席下に配置したことで、荷室をより大きく使えるトランクスルー機構を可能にしている。




提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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