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更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.30

トヨタ・アルファードが一部改良!安全装備「インテリジェントクリアランスソナー」で性能向上へ

トヨタ・アルファード・一部改良後のフロントスタイル

意匠面での変更は今回は行われていない

最近ではSUVの人気が高まり、ミニバンの人気は一時期に比べて落ち着いた感があります。とはいうものの、まだまだミニバン人気は健在で、台数も多く街中でも姿をよく見かけます。そのミニバンの頂点に君臨するのがトヨタ・アルファードです。価格はエントリーモデルでも300万円を超え、トップグレードは750万円というプレミアムな価格設定となっています。登録車の販売ランキングでは兄弟車のヴェルファイアとともに常にベスト30位以内をキープしている人気車となっています。
そんな人気車のアルファードですが、一部改良が行われ、10月25日より全国のトヨペット店で販売が開始されました。

インテリジェントクリアランスソナーを追加。アルファードの全グレードに標準装備

昨年12月に行われたマイナーチェンジで、予防安全のパッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備したアルファードですが、それに加え、今回の一部改良では、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)を全グレードに標準装備しました。
これにより、アクセルやブレーキペダル操作に関係なく、低速取り回し時の衝突回避、または衝突被害の軽減されるため、アルファードの安全性はより向上したといえるでしょう。

トヨタ・アルファードとはどんな車種?

2代目アルファード・ハイブリッドの画像

写真は2代目アルファード・ハイブリッド

現行型アルファードは2015年1月に登場した3代目。初代は2002年、2代目は2008年にデビューし、いずれも兄弟車のヴェルファイアとともに大ヒットしました。ガソリンエンジンは直列4気筒の2.4Lまたは2.5L、V型6気筒の3.0Lまたは3.5Lの二本立てで、2代目の前期型を除いてハイブリッドモデルもラインアップ。このハイブリッドモデルが人気を牽引した立役者と言える存在です。いわゆるLLサイズのミニバンで見栄えもよく、余裕の室内空間を持ちながら、優れた燃費性能というところが人気を集めているポイントといえるでしょう。

トヨタ・アルファードの外装(エクステリア)は?

トヨタ・アルファードのフロントスタイル

トヨタ・アルファードのリアスタイル

マイナーチェンジではヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リアコンビネーションランプの意匠を変更しています。現行型アルファードは「中世の騎士たちの甲冑」のような、と表現されるフロントグリルの存在感が際立っていましたが、さらにその主張を強めたデザインとなりました。また、全車に流れるように方向を示すシーケンシャルウインカーが採用されています。

ボディカラーは全7色!

ボディカラーの画像

なお、ボディカラーはマイチェン前と同じ全7色。ただしグレイッシュブルーがなくなり、ダークレッドがエアロボディ専用色として用意されるなど、若干の見直しが行われています。

トヨタ・アルファードの内装(インテリア)は?

アルファードの運転席まわりの画像

アルファード・インテリア全景の画像

インテリアはアルファード/ヴェルファイアとも、マイナーチェンジでメーターの加飾、シート表皮、木目パネルの色などが変更され、より高級感が高まりました。内装色はフラクセンと呼ぶベージュ系かブラックから選択可能ですが、マイチェンにより新たに設定された最上級グレードの「Executive Lounge S」には、ブラックの内装にホワイトの本革シートという大胆なコンビネーションが採用されています。
また、構造用接着剤の適用範囲拡大や高剛性ガラス接着剤の使用によりボディ剛性が向上しているため、操縦安定性や乗り心地にも好影響を与えているとのことです。

最上級グレードの「Executive Lounge S」を新設定

  • 最上級グレード Executive Lounge Sのインテリア

  • 最上級グレード Executive Lounge Sのシート

マイナーチェンジによって、エアロ仕様として最上級グレードの「Executive Lounge S」が新たに設定されました。シルバー木目調の専用加飾や防汚処理加工を施した純白のプレミアムナッパレザーシートは、まさにゴージャスな室内空間を演出しています。さらに従来は2.5L搭載車のみだったエントリーグレードの「S」が、ハイブリッドのエアロ仕様にも設定されています。

アルファードのパワートレインは?

3.5LのV6エンジンのイメージ画像

3種類あるパワーユニットのうち、上位グレードに搭載される3.5LのV6エンジンが2GR-FE型から2GR-FKS型に一新されました。似たような名称ですが、このエンジンはレクサスGS350などにも搭載されたブランニューの新設計。直噴とポート噴射を組み合わせる「D-4S」の採用で、出力と燃費の双方を向上させています。
具体的には最高出力301ps/6600rpm、最大トルク361Nm/4600から4700rpmで、マイチェン前の280ps/6200rpm、344Nm/4700rpmより、21ps/17Nmのアップ。これには組み合わされるトランスミッションが、6速オートマチックから8段変速の『Direct Shift-8AT』に換装されたことも貢献しています。

アルファードの安全装備は?

衝突被害軽減ブレーキ(夜間)のイメージ

レーダークルーズコントロールのイメージ

先にも触れたように、「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しているアルファード。家族や多人数を乗せて走ることの多いミニバンだけに、これは見逃すことができない装備です。
自転車や夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ、先行車との車間距離を保ちつつ(ステアリングの操作支援も含んで)車線を守って全車速で追従してくれるレーダークルーズコントロール、先行車や対向車、さらに歩行者にも遮光して幻惑を与えないアダプティブハイビーム、道路標識をカメラで認識して教えてくえるロードサインアシスト、先行車が発進したことを知らせてくれる告知機能などが盛り込まれていました。。
今回それらに加え、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)が全グレードに標準装備となりました。
前後進行方向に壁などの障害物を検知した際、発進時のエンジン出力/ハイブリッドシステム出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキをかけます。車載センサーも8つ搭載し、検出範囲も拡大しています。

アルファードの燃費は?

メーターの画像

3.5L V6エンジン搭載車のJC08モード燃費が向上しています。
・FF車:10.6から10.8km/Lにアップ(従来は9.5km/L)
・4WD:10.4km/Lにアップ(従来は9. 1km/L)
に改善されました。また2.5 L 直4エンジン搭載車と2.5 Lの直4エンジン+モーターのハイブリッド車の燃費については、従来と同じで変わっていません。
・ハイブリッド 18.4km/L
※車両重量が2,110kg以下の場合は19.4km/L。
・2.5 L 直4エンジン搭載車 11.4km/Lから12.8km/L

アルファードのラインアップと価格は?

アルファードの走りのイメージ

マイナーチェンジ後のアルファードの価格は各グレードとも20万円程度のアップしています。ただし、安全装備の飛躍的な向上を考えると十分にリーズナブルなものだと言えるでしょう。また、ご紹介したように、最上級グレードの「Executive Lounge S」は、2WD車でも700万円を超えるラグジュアリーなフラッグシップモデルとなっています。

アルファードの価格表の画像

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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