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更新日:2018.11.24 / 掲載日:2017.08.31

フルモデルチェンジ! 新型N-BOXは日本のファミリーカーを新しくする!

文と写真●ユニット・コンパス

 ホンダ軽自動車N-BOXがついにフルモデルチェンジ! 激戦区である軽自動車市場で4度の販売台数No.1を達成、ホンダ車歴代最速でシリーズ累計販売台数105万台を突破したベストセラーだけに、まさに注目の新型登場だ。

  • N-BOXベンチシート仕様 G Lターボ Honda SENSING

 高い実力を持つ現在の軽自動車は老若男女を問わず愛される存在ではあるが、新型N-BOXの中心ターゲットはずばり「子育てママ」。仕事に家事に送り迎え、交友関係と毎日が忙しいママの暮らしをサポートするべく、次世代ファミリーカーとして改めてコンセプトから練り直した。開発責任者の本田技術研究所 四輪R&Dセンター 白土清成氏は、初代NSXやフリードを担当した経験豊富なエンジニアだが、開発にあたっては社内の女性グループにも協力を仰ぎ、ユーザー目線で各項目を厳しくチェックし改善したという。
「任命されたときの正直な気持ちは困ったなというものでした。半端な気持ち、小手先の改良では潰れてしまう。悩んだ末の結論は原点回帰。初代N-BOXのよさを最初に理解してくれたのは子育てママ層、だからこそ少しでもママにハッピーになっていただきたい。そして、ママがハッピーになれば、家族がハッピーになる。そこで、安全を確実に保証できるよう全グレードにHonda SENSINGを標準装備し、安心して運転できる性能を与え、次世代ファミリーカーのスタンダードにしたいと開発してきました」

広さに加えて使い勝手を徹底的に追求

 新型N-BOXでは、軽自動車最大級だった室内の広さをさらに拡大。室内長は20mm、前席と後席との間隔は25mm拡大。荷室についても奥行きで25mm、テールゲート開口部高さを75mm低くすることで、高さ方向で55mm広がっている。また、さまざまなライフスタイルに対応すべく、従来からあるフロントベンチシート仕様、スロープ仕様に加え、助手席が前後に570mmスライドする助手席スーパースライド仕様を新たに設定する。たとえば後席歩道側にチャイルドシートを載せたときに、小柄な女性でも後席のチャイルドシートに手が届き、雨などの際にも車外に出ることなく車内を自由に移動できるなどの利便性をアピール。スライド量やシートを動かす際の重さなどについても徹底的に作り込むことで、本当に女性が使いやすいものに仕上がったとエンジニアたちは胸を張る。
 これらの実現にあたっては、燃料タンクの薄型化やポンプモジュールの新開発、エアコンのレイアウトも見直している。さらに、収納スペースについても、ただ量を増やすだけでなく、手の届きやすさ、使いやすさにこだわったとのこと。

上質さを追求したカスタム仕様も用意

N-BOXカスタム スーパースライド仕様_G EXターボ Honda SENSING

 エクステリアについてはN-BOXらしさを保ちながらすべてをリニューアル。前後のライトは先進性と親しみやすさを表現し、シンプルでありながらも上質さを目指した。また、新たなる個性としてカスタム仕様も設定。こちらはノーマル仕様とは一線を画す力強さを漂わせるデザインを採用。スモールランプを点灯した際にガーニッシュ全体が輝いて見えるなど、スタイリッシュさを強調している。また、ターンランプに軽自動車初のシーケンシャルを採用しているのもカスタムならではの個性だ。
 また、インテリアについてもノーマル仕様とカスタム仕様とで異なる世界観を表現。ノーマル仕様では、外観同様にシンプルでありながら、上質さと洗練を感じさせる内容。限られた横幅のなかでリラックスできる環境を生み出すため、横方向を基調にしたデザインを採用している。運転席側パネル、ナビゲーション、助手席側パネルを「層」のような構造とすることで、奥行き感を表現すると同時に、運転席からも助手席からもそれぞれが広さを感じさせる視覚的効果をねらっている。一方のカスタム仕様ではブラック基調としながらアクセントカラーとしてブロンズやバーガンディといった上質さを感じさせるパネルカラーを採用。ステアリングやシートもターボ車は上質さを感じさせる素材とデザインとなっている。

 パワートレインも一新し、軽自動車として始めてVTECを採用するなど、まさに渾身ともいえる内容の新型N-BOX。第2世代へと進化したホンダの「N」シリーズでは、ユーザーがクルマを使うシーンを徹底的に研究することで、「ひととクルマの新たな関係」を提案するという。新型N-BOXは、まさにその言葉どおりのきめ細やかな作り込みが印象的なフルモデルチェンジとなった。

ホンダ N-BOXベンチシート仕様 G Lターボ Honda SENSING(CVT)
全長×全幅×全高 3395×1475×1790mm
ホイールベース 2520mm
トレッド前/後 1305/1305mm
車両重量 940kg
エンジン 直列3気筒DOHCターボ
総排気量 658cc
最高出力 64ps/6000rpm
最大トルク 10.6kgm/2600rpm
JC08モード燃費 25.6km/L
サスペンション前/後 ストラット/車軸式
ブレーキ前/後 Vディスク/ドラム
タイヤ前後 155/65R14

販売価格 138万5640円~208万80円(全グレード)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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