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更新日:2018.10.16 / 掲載日:2016.02.24
トヨタ「タコマ TRD プロ」が厳寒のアラスカを走破!

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
トヨタのピックアップトラック「タコマ TRD プロ」の実走テストを行い、過酷なロングドライブの様子を収めた動画が公開された。タコマ TRD プロは、本格的なオフロード性能を持つミッドサイズモデルで、フォード「ラプター」のライバル車として「シカゴオートショー(2016年2月13日~21日)」に出展されている。もちろん、レーシングカーの開発やチューニングパーツおよびカスタムパーツを製造・販売する「TRD(Toyota Racing Development)」のテクノロジーが満載だ。
最新のタコマ TRD プロでアラスカのダルトンハイウェイを走破するというミッションに、プロオフローダーのアンディー・ベルとプロラリードライバーのライアンミレンがチャレンジする。ダルトンハイウェイは油田開発のために建設された道路で、アメリカのアラスカ州中部の都市、フェアバンクス近郊のライヴェングッドから北極海沿岸のデッドホースまで貫く666kmの道路だ。
666kmがどのくらいの距離かというと、たとえば東名高速東京インターから新東名、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、新名神高速、名神高速、中国自動車道、山陽自動車道を経由して倉敷あたりまでになる。「たしかに遠いけど、そんな騒ぐほどのこともないんじゃない?」と思ったかもしれないが、ダルトンハイウェイは大半が未舗装路で、沿線にほとんど人が住んでいないのでコンビニはおろかガソリンスタンドも修理工場も皆無と言っていい。「次のサービスエリアまで240マイル(約385km)」なんていう案内板も出ているほどだ。
ツンドラ地帯のどこまでも続く雪原は、晴れた昼間は美しい景色を見せてくれる。しかし日照時間は3時間ほど、外気温は-35度を記録し、ときに地吹雪に見舞われ視界のほとんどが奪われることもある。遊び半分の旅行気分でできるドライブではないのである。