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更新日:2018.11.21 / 掲載日:2016.02.05
スズキ イグニス 新車紹介
スズキ イグニス 新車紹介
紹介
【ニューモデル】
発表/2016年1月21日
スズキ(株)お客様相談室
0120-402-253
文●森野恭行 写真●編集部
■スズキ渾身の新型コンパクトは今年スマッシュヒットの予感
昨秋の東京モーターショーで注目を集めたイグニスが、いよいよ市場に登場した。かつてスイフトの輸出名に使われたこともある車名だが、このモデルはまったくのブランニュー。属するのはスイフトの下のAセグメントで、ゆくゆくは海外市場にも投入される。クロスオーバーのジャンルを選んだのは、世界的な流行にあわせた戦略だ。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
プラットフォームは現行ソリオで開発した新世代のもの。だが、全長3700mm、ホイールベース2435mmとボディはコンパクトな仕上がりで、取りまわし性のよさをアピール。ちょっと高めに設定したアイポイントやスクエアなボディ形状も、運転のしやすさに直結するものだ。また、フロンテクーペや初代エスクードといった、歴代のスズキの名車たちのデザインモチーフをちりばめたスタイルも、独自の魅力の訴求につながっている。
そして、心臓もソリオ譲り。91馬力/12.0kg mを生むK12C型1.2Lデュアルジェットに、3.1馬力/5.1kg mの能力を持つISG(インテリジェントスタータージェネレーター)を組み合わせてマイルドハイブリッドとした。MG(2WD)で28.8km/Lの優秀なJC08モード燃費値が自慢だ。車重がソリオよりも100kgも軽いだけに、軽快な加速フィールも楽しませてくれることだろう。
しかも、欧州のコンパクトクロスオーバーとは違って、4駆モデルの設定もある。ビスカスカップリングを核とするオンデマンド式ながら、ヒルディセントコントロールを採用し、ESP(横滑り防止装置)との連携を図ったグリップコントロールも搭載するのだから、雪道やぬかるみでも頼りになる。180mmの最低地上高も本格派を証明するものだ。キャラクターも、スタイルもユニークなイグニスには、人気者になる条件が揃っている。
■インテリア/エクステリア写真[1]
センターモニターやオーディオパネルなどを独立配置とすることで、モダンなムードを演出した。配色はブラック/ホワイト。アップルCarPlayに対応するのも見逃せない点。
高めのアイポイント設定が運転のしやすさにつながる。後席には165mmのスライド機構を採用。後端位置での足元空間は十分だが、座面が高めのために頭上のゆとりは大きくはない。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ソリオで好評の1.2Lデュアルジェット+マイルドハイブリッドの心臓。全車がエコカー減税の対象だ。
後席はもちろん分割可倒式。後端での荷室容量は133Lと小さいが、前にスライドさせれば258Lにまで拡大する。積載性は合格点。
大径タイヤを採用して180mmのロードクリアランスを確保。張り出したフェンダーアーチも見どころで、クロスオーバーらしいたくましさを表現している。個性的なキャラクターが光る。
スズキ イグニス ハイブリッドMZ 4WD(CVT)
全長×全幅×全高 | 3700×1660×1595mm |
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ホイールベース | 2435mm |
トレッド前/後 | 1460/1460mm |
車両重量 | 920kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1242cc |
エンジン最高出力 | 91ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 12.0kg m/4400rpm |
モーター最高出力 | 3.1ps |
モーター最大トルク | 5.1kg m |
JC08モード燃費 | 25.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 175/60R16 |
価格
スズキ イグニス | 138万2400円~177万8760円(全グレード) |
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