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更新日:2026.01.24 / 掲載日:2026.01.24
新型エルグランド・対アル/ヴェルの武器はこれだ!
フラッグシップミニバンが待望のフルチェン!
来年、国内デビューする次期エルグランドは、熱心なニッサン党が長らく待ち望んでいたLクラスミニバン。アル&ヴェルの独壇場をストップできるのだろうか? 大きな注目を集めているクルマだ。
●文:渡辺陽一郎
※本記事の内容は月刊自家用車2026年2月号制作時点(2025年12月中旬)のものです。
新型エルグランド《強力ライバルとの関係はどうなる?》

最新パワーユニットで走りの良さをアピール
2026年10月頃に発売予定の次期エルグランドは、16年ぶりの全面刷新になる。なかでも注目されるのは、走りの質を大きく左右するパワーユニットとプラットフォームが一新されることだ。
パワーユニットは、第3世代のe-POWERのみを採用。発電用の直列3気筒1.5ℓターボエンジンは、一定の効率の良い回転数を保つことで燃料消費を抑える制御が与えられる。駆動用モーターは、バッテリーEVのアリアの上級グレード並みの高性能ユニットで、最高出力約340PS、最大トルク約54㎏-mを発揮するなど、5ℓエンジンに匹敵する加速性能が与えられる。駆動方式は、後輪をモーターで駆動する4WDのe-4ORCEのみで、WLTCモード燃費は約17㎞/ℓと、アルファードハイブリッドの4WDと同等レベルになる見込みだ。
ボディサイズは、全長4995㎜、ホイールベース3000㎜と、アルファード/ヴェルファイアと同数値。全幅は1895㎜と現行型やアルファードより45㎜ワイドになり、全高は1975㎜で、現行型エルグランドより160㎜、アルファードより40㎜高くなる。スポーティさよりも、迫力のある外観を追求した結果だ。
また、次期型は乗降性や低重心化に有利な低い床面ではなく、床面地上高は460㎜前後に高めている。ドライバーや同乗者が周囲を見下ろす感覚が得られることも、こだわった部分になる。
キャビンは、インパネには14.3インチのモノリス・スクリーンが2つ並び、助手席と2列目シートには、ふくらはぎを支えるオットマンが装備される贅沢な仕様。3列目シートは、現行型で不足していた床と座面の間隔が最適化され、自然な着座姿勢となっていることも進化を感じる部分だ。また、3列目の格納方法は、荷室の床が高くなる現行の前倒し方式から、セレナなどと同じ左右に跳ね上げる方式に改められたことで、大きな荷物も積みやすくなっている。
運転支援機能は、進化したプロパイロットと、ステアリングから手を離しても作動するプロパイロット2.0を採用。将来的にはAIを使う新世代プロパイロットの追加搭載も予定されている。
メカニズムや装備が最新となったことで、価格も高め。最も安価なグレードでも540万円前後、上級グレードは900万円前後になりそうだ。
アッパーミドル級ミニバンは、アル&ヴェルの独壇場が続いていたが、次期エルグランドが投入されることで、勢力図に変化が出るのは確実だろう。










