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更新日:2026.01.01 / 掲載日:2026.01.01

新型RAV4『賢い買い方・選び方』

早くも大ベストセラー確定! 売り切れ必至の大人気SUV

2026年はニューモデルの当たり年になりそう。特にSUVとミニバンは注目度の高いモデルが揃っている。ぶっちゃけてしまうと、新車を購入する絶好のタイミングなのだ!

●文:渡辺陽一郎

※本記事の内容は月刊自家用車2026年2月号制作時点(2025年12月中旬)のものです。

TOYOTA 新型RAV4『賢い買い方・選び方』

アドベンチャー

事前予約も行われない厳戒態勢の中で販売開始

本誌(月刊自家用車)の締め切りギリギリとなる2025年12月14日に、首都圏の販売店で、RAV4に関する取材を行った。ある販売店では以下のような話を聞けた。「新型RAV4の受注は、12月17日に開始する予定だ。現時点(12月14日時点)では、詳細は分からない。販売促進に必要なデータは、既にメーカーから届いているが、パスワードを知らされていないから開くことができない」。
このようにメーカーは販売店(ディーラー)に予めデータを送っておくが、パスワードを知らせるタイミングにより、情報の伝達と公開の時期を選んでいるわけだ。このようなメーカーの販売会社に対するコントロールは、インターネットが可能にしたもので、店内を見まわしても、従来の紙製のカタログは置かれていない。今はすべてがオンラインで行われるのだ。
RAV4に対する顧客の関心や17日以降の対応についても尋ねてみると、「RAV4は半年以上も前に公開されている(世界初公開は2025年5月)。そのために発売を待っているお客様が本当に多い。特に従来のRAV4を所有しているお客様は、受注を開始したら、真っ先に注文を入れて欲しいと希望するケースも目立つ」という。
このような人気モデルに対して、トヨタの最近の新型車販売では、メーカーが各販売会社に対して一定の受注台数、すなわち「割り当て枠」を設定することが一般的だ。そのため、各店舗では受注開始前から事実上の「顧客の行列」ができており、受注が始まるとこの順番に従って注文がメーカーへ入れられる仕組みとなっている。
そうなるとRAV4に限らず、欲しい新型がある時は、早めに販売店へ出向いた方が良いのか?
そんな疑問に対しては、「早めに販売店に出かけて連絡先などを伝えておけば、受注開始の日程が分かった段階で、担当者がお客様に連絡できる。つまり行列の前の方に並べるため、納期も早くできる」とのこと。
RAV4の初期生産枠については、現時点(12月14日)では販売店も把握していないという。「初期の生産枠に対して購入を希望するお客様が多い時は、一定の台数を受注したら一度停止させ、ある程度納車が進んだ段階で受注を再開することもある。過去には一定期間内に購入希望のお客様を募り、商談を抽選で行ったこともある。どのような売り方をするかは、販売できる台数と、お客様の数によって決まる。いずれにしてもRAV4は、すべてのお客様がスムーズに、希望通りに買えるクルマにはならないと思う」とのこと。最近のトヨタの販売方法を考えれば、RAV4も購入希望者が初期の生産枠を上回ると、一旦注文を停止することになるだろう。

アドベンチャー

RAV4のキャラに合うアドベンチャーが人気に
人気のグレードについては「従来型ではアドベンチャーの人気が高かったが、新型は不明。RAV4を買いたいお客様が多いことは確かだが、現時点では価格も分かっていないため、人気のグレードまでは把握できていない」。
新型RAV4のパワーユニットは、HEV(ハイブリッド)とPHEV(充電が可能なハイブリッド)の2タイプで、従来型で設定されていたガソリン車は廃止されている。駆動方式も、後輪を専用モーターで駆動する4WDのE-Fourのみで、前輪駆動の2WDは設定されていない。これにより、従来型に比べて車両価格帯は全体的に上昇する見込みだ。
基本的なグレード構成は、都会的な雰囲気を備えたZ(正式発表前の呼称はコア)と、ランドクルーザーのような悪路向けSUVのイメージに近いアドベンチャー、舗装路をスポーティに走る印象の強いGRスポーツの3つになる。グレードとパワーユニットの組み合わせは、ZはHEVとPHEVがあり、アドベンチャーはHEV、GRスポーツはPHEVとなる。
人気が集まることが予想されるグレードは、販売店も指摘したアドベンチャーだ。もともとRAV4は、車種の性格が野性的で、従来型でも悪路向けSUVに近いアドベンチャーが人気のグレードだった。都会派のユーザーはハリアーを選ぶ傾向があるため、RAV4のユーザー層はアドベンチャーのデザインを好む可能性が高い。
さらに、新型アドベンチャーのパワートレーンは購入しやすいHEVであり、これも人気を後押しする。一方、PHEVが設定されるGRスポーツは、充電機能に加え、HEVよりも高い動力性能を持つが、その分価格も上昇してしまう。結果として、最も市場で流通しやすく、数年後の売却時にも高値が期待できる「売れ筋グレード」は、RAV4の代表格であるアドベンチャーのHEVモデルとなるだろう。
新型は車両価格帯の上昇に伴い、残価設定型クレジットの利用が増えるはず。RAV4は人気が高く、リセール価値(数年後の残存価値)も高いため、残価設定型クレジットを利用することで、残価を除いた金額を分割返済でき、月々の返済額を抑えることが可能だ。車両価格が全般的に高騰する現在の市場において、新型RAV4は残価設定型クレジットが特に有効な代表にもなりそうだ。

アドベンチャー(HEV・4WD)

骨太&タフネスを表現した人気のレジャービークル
設定された3タイプの中で、最もオフロード感とタフネスを強調したグレード。エクステリアは骨太なデザインを特徴としている。パワートレーンは2.5ℓのHEVのみになる。

アドベンチャーは、縦比率の高い大型グリルや、SUVらしい力強さを感じる加飾がプラスされることで、ラギッド感(武骨さ)を上手に表現している。
インパネ周りは、ディスプレイやシフトなどの各種機能を、島(アイランド)のように一体的に配置するアイランドアーキテクチャーを採用。見晴らしの良い視界と最新のデジタル機能を融合させている。
前後シートの使い勝手は先代とほぼ同じ。アドベンチャーの内装も先代同様にカジュアルな雰囲気で構成される。シート地もアウトドアでの使用を考慮した、耐久性の高い素材を採用している。
後席は左右4:6分割式を採用。格納時には床面が完全にフラットになる。荷室底面にはデッキボードが配置されるなど、アレンジ性の高さも健在だ。

Z(HEV・4WD)(PHEV・4WD)

都会的で洗練された標準モデル。高い実用性を最もバランス良く体現
標準仕様は「Z」グレードとして展開される。最近のトヨタ車に採用が進んでいるハンマーヘッドフェイスを採用するほか、空力的な効率を追求したデザインが随所に散りばめられる。また、HEVとPHEVが選べる唯一のグレードになる。

落ち着いた色調と上質な素材を採用することで、機能性と快適性を追求。シートは、長時間の運転でも疲れにくい形状と素材が選ばれている。

GRスポーツ(PHEV・4WD)

GAZOO Racingの精神を注入。高性能を追求した最強のPHEV
GRスポーツは、トヨタのモータースポーツ部門であるGAZOO Racingの精神が注入された、ラインナップの中で最もスポーティで高性能なフラッグシップモデルという位置付けになる。パワートレーンは第6世代にアップデートされたPHEVが組み合わされる。

インテリアもスポーティなムードで統一。激しいコーナリング時でもしっかりと身体を支えてくれる専用のスポーツシートなど、GRの名にふさわしい装備が奢られる。
2.5ℓのPHEVは、トヨタ初搭載となる最新の第6世代HEVシステムがベース。大容量バッテリーを組み合わせ、高出力充電器にも対応することで最新モデルにふさわしいスペックを達成する。
GRスポーツは、車高の高いSUVでも走りを楽しめるよう、エアロパーツや軽量高剛性な鍛造アルミホイール、パフォーマンスダンパーなど、空力性能と操縦安定性の向上にこだわって開発。サスやEPSなども専用チューニングされている。

最新装備の充実ぶりも新型の大きな強み

12・3インチのメーターパネルと12・9インチのセンターディスプレイは、タブレット端末のようなデザイン。必要な情報を呼び出して表示する新開発のマルチメディアシステムが組み合わされる。
シフトレバーや各種スイッチ類は操作しやすい位置と形状で配置。物理スイッチも直感的かつ確実な操作を可能にするよう、適切な位置にレイアウトされる。
パワーユニットはアドベンチャーはHEV、Z系はHEVとPHEVの2種類、GRスポーツはPHEVのみの設定。いずれも駆動方式は4WDのE︲Fourとなる。
ソフトウェアのアップデートによって機能が進化するSDV(Software Defined Vehicle)開発の一翼を担う車載OS「アリーン(Arene)」を採用している点も見逃せない特徴。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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