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更新日:2025.09.23 / 掲載日:2025.09.23
新型エクストレイル大研究《グレード構成のポイントは?》
NISSAN 新型エクストレイルのすべて
日産の主力モデル、エクストレイルがマイナーチェンジを実施。改良モデルは、内外装の刷新&機能強化に加えて、NISMOモデルを含めたラインナップ強化が図られるなど、その商品力を大きく高めてきている。ここでは新型で注目すべきポイントを解説する。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久/日産自動車
待望の“NISMO”ついに登場! 新機軸“ROCK CREEK”にも注目!

新カスタムモデルがマイナーの大きな目玉
エクストレイルは、電動化技術を駆使した走行性能の向上で日産を代表するモデル。もちろん、電動の濃度にこだわるというならば、BEVのアリアが頂点に君臨するが、e-POWERモデルとしては、エクストレイルが最上級であり、BEVにも展開されている多くの最新技術が共有されている。
エクストレイルは、先代からハイブリッドを設定していたが、先代はパラレル式で、e-POWERが搭載されたのは、現行モデルからになる。動力源となる発電用エンジンは3気筒可変圧縮比(VC)ターボを採用するなど、機構的にも性能的にも頂点を名乗るにふさわしい。
プラットフォームは、ルノー/ニッサン/ミツビシのアライアンスで開発されており、車体設計面はアウトランダーと姉妹車の関係になるが、アウトランダーはシリーズ/パラレル式のプラグインハイブリッドを採用するのに対して、エクストレイルはシリーズ式を採用している。
今回のマイナーチェンジは、ポジショニングやハードウェア設定の大きな変更はなく、フェイスリフトや小改良を基本とした内容だ。ただ、NMC(ニッサン・モータースポーツ&カスタマイズ)社によるカスタマイズモデルが追加されるなど、ミドルSUVの購入を考えているユーザーには見逃せないものになっている。
マイナーチェンジ前も内外装を加飾したオーテック仕様は設定されていたが、今回追加されたモデルでは、サスまわりも手を加えたオーテック・スポーツスペック(以下オーテックSS)やNISMO(以下ニスモ)、内外装にアウトドア風味をプラスしたロッククリークなど、3系統のカスタマイズモデル(すべて持ち込み登録)を追加している。
このように選択肢の幅が広がったことは、ミドルSUVのライバルたちと戦う上で、大きなアドバンテージになりそうだ。
新型エクストレイル グレード&価格バリエーション
